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Episode No.785(20010302):憧れの次にくるもの

男女の話題となると「やっぱり」BBSも盛り上がる傾向にあるね。

と、いうことで今日も男と女のことについて書いてみようかな・・・
今日3月2日は、D・H・ローレンスの命日でもあることだし。

D・H・ローレンスといえば・・・
誰でもタイトルくらい知っているのが『チャタレイ夫人の恋人』。

私もタイトルと・・・
かつてシルビア・クリステル主演で映画化されたことくらいは知っている。
その後、チャタレイ夫人の孫娘を主人公にした
『ヤング・チャタレイ』という映画もあったみたいだけど・・・もちろん、観てない。

"性なる"作家とまで言われたローレンスが亡くなったのは・・・
1930年3月2日・・・45歳だった。

人類最初の「商売」が「売春」だった・・・とは、よく言われる話。
男と女、そして性の話題は、世の中がどんなに変わろうと尽きることはない。

尽きてしまったら、人類がなくなってしまうから・・・生物として当たり前の話ではある。

家庭用ビデオの普及が、アダルト・ビデオの発展とともにあったのも事実だし・・・
パソコンだって、H系CD-ROMがなかったら、ここまで急速には普及しなかったかも知れない。

と、言っても・・・
こういう話になると、どうしても「男から見た女」という方向になってしまう。
ところが最近は・・・いや、もっと前からかも知れないけれど・・・
女性向け漫画雑誌には、ものスゴイものも多いよね。

性的な行動は、ストレスの発散という意味合いが強いような気もする。

「売り物」のSEXはもちろんだが・・・
愛=SEXでもないだろうし、SEX=愛ではもちろんない。

男は「征服欲」を満足させ、女は「安心感」を感じるかも知れないが・・・
SEXに限らず「発散」すれば、それで終わりだ。

ある目的に向かって頑張っている時には、知恵も力も使うけれど・・・
ある時、そのパワーが続かないと感じる時がある。

それは、長い目で見ると・・・
完全に無理だとあきらめているか・・・
あるいは、当初の目的をすでに達してしまっている時だ。

「男も女も、性の問題を十分に、徹底的に、誠実に
 そして健全に考えるようになることを望む」・・・と、ローレンスは言った。

決して「実行なさい」とは言っていない。

最初にあるのは・・・「興味」や「憧れ」。
そして次に「目的」を決め、達成のために知恵を絞り行動を起こす。

その次にあるのは・・・やっぱり、新しい「目的」だ。

いえいえ、決して別な人をモノにすべし・・・ってことじゃない。
それじゃあ、しょせんは同じところをグルグルまわっているだけで・・・
階段を上っていることにはならないから、ね。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊