Episode No.341(990929):DVD時代が来る?! パソコンのセミナーに参加した。 場所はApple本社のセミナールーム。 東京・新宿から京王新線でひと駅目、初台の上にそびえ建つオペラシティ。 Apple本社のセミナールームは48階だが、高速エレベータは、私の会社にある油圧式エレベータで4階に上がるより、はるかに速い。 このビルのB1には、手塚治虫ワールドという手塚グッズの店もあって、結構好きだ。 ウチから、やや遠いのが難点だが・・・。 そんなコト言ったら、ウチの方から毎日通っている人たちには悪いけど。 セミナーのテーマは『MacによるDVD制作』。 このセミナーの知らせを受けた時「ついにこの時代が来た」と思った。 ウチにも膨大な数のビデオテープがあるが、テープはやがては伸びるし、劣化する。 保管場所が悪ければ、すぐにカビだらけ・・・現にそうなってしまったテープも少なくない。 やがてはレーザーディスクのようにテープを簡単にディスク化できる時代が来るだろう・・・と思っていた。 そして、ついに来た・・・コトは来た。 結論から言うと、家庭用DVDプレイヤーでも再生可能なモノを作るには、ソフト、ハードなど設備的に100万単位の金がかかる。 したがって、個人では、まだとても手は出そうにない。 確かに、数年前では100万単位で同じコトをやろうとするのは不可能だったとは思うけど。 パナソニックなどでは、すでにDVD-RAMも発売されているが、アレはいわばMOの大型版といった感じで、家庭用DVDプレイヤーで再生できるモノを作けるワケではない。 だが、DVD時代は確実にやってきている。 最近は、CD-ROMドライブにかわって、DVD-ROMを搭載しているパソコンも増えてきた。 先般、ウチにMac G3を入れた時には、まだCD-ROMとDVD-ROMには数万円の価格差があった。 「パソコンで映画なんか観ないだろう」・・・そう思って従来通りのCD-ROMを選んだ。 ところがそれから数ヶ月、今やその価格差は、わずか6,100円しかない。 話題のゲーム機、SONYの『プレイステーション2』は、DVDも再生できて価格は39,800円。 現行のDVDプレイヤーが4〜5万することを思えば、ゲームができて、この価格は魅力だ。 DVDプレイヤーがほしかったけれど、自分のためだけにはほしいと言い出せなかった映画好きのお父さんも、これでようやく子供たちと結束して、来春には宅の大蔵省と本格折衝できるに違いない。 やがて近い将来は、SONYのVAIOシリーズにもDVD制作ソフトが付属したモノが発売されて「VAIOで作ってプレステ2で見ましょう」なんて時代が来るコトも容易に想像がつく。 アメリカではすでにレンタルビデオ店にかわって、レンタルDVD店が増加傾向にあるという。 在庫スペースの有効利用はもちろん、返却後の巻き戻し確認作業もいらないうえ、テープほどの劣化がないDVDは、店にとっても歓迎されている。 レコードやミュージックテープがCDにとってかわられたように、映像分野ではDVDが主流となる日も近い・・・?! 最も便利になればなるほど求められるのは、その中味・・・ソフトの内容だけどね。 テレビの衛生チャンネルもデジタル化でケタはずれに増えはしたが・・・再放送ばっかりじゃあねぇ・・・。 だいたい観ているヒマが・・・。
参考資料:いろいろ・・・
[ Back to Top| Backnumber | ご愛読者アンケート|BBS 御意見番| BBS 保存版 ]