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Episode No.761(20010202):努力の前に原因を知る

今日の話題は昨日の続き・・・
正直なところ、ちょっと風邪をひいちゃって、新しいコト考える気力があんまりない。

「LD」については、BBSでもずいぶん熱の入ったコメントを皆さんにいただいた。

そう・・・
考えてみたら「一芸に秀でたヤツ」って、たいてい「LD」なんじゃないかな?

「LD」なんていう医学用語を使うとまた誤解のタネになるかも知れないけれど・・・。

平均的に頭がいいってコトは・・・平均的にバカってコトだよね。
これは昔から、そう思ってた。

「LD」かどうかはともかくとして・・・
やっぱり他人より優れた部分で勝負しないと・・・どこに行っても勝つコトはできない。
勝つ・・・というと大げさだけど
少なくとも自分を「重宝にしてくれる」場所がないと生きるのは難しいよね。

じゃあ、どうしてわざわざ「LD」なんて用語が必要になったんだろう?
今日は、そこのところを少し補足しておきたい。

一生懸命、勉強をしてもちっとも成績の上がらない子供がいた。
本人はもちろん苦しいだろうし、先生も困り果てていた。

その子が「LD」だというコトがわかって・・・
まわりにいる大人たちは、かえって少し安心したらしい。

なぜかと言えば「無理をしても無駄」だというコトがはっきりしたから。

何か問題が起こった時に、まずしなければならないのは・・・原因の究明だ。

例えば、うちのパソコンもよく壊れるけど・・・
ソフトをいくら入れ替えても、ハードに問題があったら直すコトはできない。

原因がわかれば直すのは簡単だ。
仮にケーブルがちぎれかけていたら、新しいケーブルに交換すればいいんだからね。

ただ、人間の場合はそうはいかない。
臓器移植もずいぶん行われるようになったけど・・・
生死にかかわる問題でもなければ、簡単に体は交換できない。

そうなったら・・・やっぱりハードに合ったソフトを用意するしかないだろう。

パソコンですら、さまざまなOSがあるんだから・・・
人間にだって、いろんなOSがあっていい。
基本性能は同じでも・・・
表計算に適しているとか、グラフィックの処理速度が速いとか・・・いろいろあるよね。

そうした自分に適合する「活かし方」を発見するのが一番だけど・・・
難しいのは「自分はこうだ」と決めつけてしまって・・・
頑張れば本当は「できる」のに「できないフリ」をしてしまう場合もあるというコト。

その見極めは、やっぱり自分でできないと・・・結局、自分が損をする。

自分が「コレだ」と思うモノを・・・他人が認めてくれない時は・・・
時間の許す限り、もっと頑張るか・・・
さもなくば潔く、不得手な勉強もするしかない。


参考資料:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり