Episode No.561(20000614):夢は片手でつかめ! 夢を追う・・・ってのは、実にいい言葉だね。 人間、夢がないとなかなか生きづらい。 むしろ夢というバーチャルな世界をそれこそ夢みて・・・。 なんとか、このわずらわしい現実を生き抜こうとしているのかも知れない。 ただ、実際にこの夢を現実にしようと思った時。 案外、わからないのが・・・自分の夢って何なのか・・・というコト。 そりゃあ、ゆったりと余裕のある暮らしはしてみたいし、金はいくらあっても足りない・・・。 でも、夢っていうはそういう生活を手に入れるための手段を実行するコトともまた違う。 渥美清が役者になった理由は、役者だけが「自分に来い」と言ってくれた唯一の職業だったかららしいけど。 はたして・・・。 自分が進みたい道と、自分を受け入れてくれる道。 どちらの道に進んだ方が、より幸せな人生を過ごせるのだろう・・・なんて。 ちょっと考えてしまうコトもある。 もちろん、自分の進みたい道が自分を受け入れてくれたら申し分ないのだけれど・・・。 世の中そんなに甘くない。 と、いうか自分が勝手にイメージしていた世界っていうのは、現実とかなり異なっている場合が多い。 結局、その道の真実は、その道を実際に進んだ人にしかわからないモノなんだろう、ね。 メシを済ませてから洗濯をするのか? それとも洗濯をしてからメシを食った方が効率的か? いかに効率を追求しても、メシの前に食器を洗うワケにしいかないし・・・。 そいるうちに、雨が降ってきたりして、洗濯なんかできなくなってしまったり・・・。 日々の生活は、洗濯・・・じゃなくて、選択の連続だよね。 でも結局、自分が選んでるんじゃなくて選ばされている場合の方が多かったりする。 自由に生きたいなんて誰しもが願うコトだけど・・・。 人間、生きてりゃ腹も減れば、クソもする。 自由なんて、あるとすれば不自由さを選ぶ権利でしかないよなぁ。 あ、これ前にも書いたな・・・。 たとえ選ばされていたとしても・・・選ぶだけの自由とチャンスが目の前にあると思わなきゃ。 ただ、注意すべきコトはある。 1950年代からアメリカで民間伝承してきたマーフィーの法則の従えば・・・。 「ほかの何かをつかむまでは、今つかんでいるものから手を離すな」 夢は片手でまさぐるモノかも知れない。 でも、片手間では決してつかめない・・・!
参考資料:「見るマーフィーの法則」日本マーフィー普及会=編 アスキー出版局=編
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