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Episode No.314(990828):人生は空中ブランコ

昔、こういうヤツがいたんだ。

話好きで、ほっといたらいつまでもしゃべってるヤツ。
話の内容は「昨日、テレビでビートたけしが、こんなコト言ってた」とか何とか・・・。

最初のウチは、面白く聞いていたんだけど、そのうちだんだんイライラしてきちゃった。
そこで、こんな質問をしてみた。

「で、おまえはそれについて、どう思ったワケ?」

すると突然、口をつぐんじゃったんだ・・・そいつ。
その後、つき合いはなくなっちゃったんだけど、風の噂じゃ某FM局のディレクターになってるそうだ。
まぁ、器用な感じのヤツではあったけど・・・。

よく
趣味は「読書」とか「映画鑑賞」とか「音楽を聴くこと」って答える人がいるでしょ?!
人によっては、すごくコクに感じる人もいるかもしれないけれど、そういうのって趣味じゃないような感じがするんだよね、私は。

趣味でなければ何だ? と言われれば、単なるヒマつぶし。
確かに本を読んだりすると、自分の生活の糧になるようなモノに出逢うことはあるかもしれないけれど、私の定義するところの趣味は、もっと能動態のモノ・・・なんだよね。

そりゃあ、本を読んだり、映画観たりするのも努力はいる。
だけど自分が作り出したモノじゃないからね、所詮は。

実際に自分が体験したコト、あるいは体験に基づいて感じたり考えたりしたコトについて語れなければ、他人を惹きつけるコトはできないと思うんだ。
話の上手、ヘタはあるにしても冒険家の話が魅力的なのは、やっぱりそういうところにあるんじゃないかな。

別に本人さえ良ければ、趣味が読書だろとパチンコだろうと構わないけれど「動かされている」だけじゃあ、人生もったいなくない?

せっかく生まれてきたんだから、動いて動いて、その結果、他人まで動かすことができたら・・・自分が生まれてきたという甲斐があるよね。

ちょっと頑張ればできることをやらない・・・っていうのは、
人生の無駄づかい

人生におけるチャンスって空中ブランコみたんなモンだからね。
いつでも飛びつけるように普段からカマエていれば、難なくブランコに飛びついて次のステージに立つことはできるけど、ボーッとしてると見る見るうちにブランコの揺れは小さくなって、飛び移るのにかなり勇気が必要になってしまう。
そのうちに落ちるのが怖くなって、飛びつこうとしなくなったら・・・人生そこまで。

趣味で日頃の疲れをいやすことは必要だけど、趣味も仕事も真剣に「やって」こそ、本当に次が見えてくる。

勉強ができる人って、例えば数学が苦手だとすると、数学やるのに疲れたら、得意の国語を勉強してたりするでしょ?!

生きてるうちは、心臓止めて休むワケにはいかない・・・からなぁ。
ヒマつぶしばっかりしてるのは、死んだふりするしてるのも同然・・・だよね。


参考資料:とくに・・・なし

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