Episode No.1110(20020316):男って・・・そんなモン?!
今週は何となくカタい話ばかりになってしまったので
最後くらい、軽い話題にしようと思う。
その1・・・
先日、ある駅に隣接するショッピングセンターのわきで
キーケースに入った鍵を拾った。
見るからに女モノのキーケースで
中には車の鍵と家の鍵が入っている。
その歩道から駅に向かったところに交番があるので
届けることにした。
若いおまわりさんが2人いて・・・
「お時間ありますか?」と言う。
「何で?」と尋ねると
拾得物についての調書を作るべきかどうか迷っているらしい。
私が忙しそうなそぶりを見せると
1人のおまわりさんが言った。
「持ち主が現れなかった場合・・・いりますか? これ」
私は即座に答えた。
「いらないよ」
車をくれるんなら・・・考えるけどね。
交番を出て、ハタと思った。
おそらく持ち主は、このショッピングセンターの中にいるだろう。
そこで・・・
ショッピングセンターのインフォメーションにも
拾った鍵を交番に届けた話をしておくことにした。
拾いものをしてしまったばっかりに・・・
交番とショッピングセンターのインフォメーションに
足を運ぶはめになってしまったわけだが・・・
熱心に話を聞いてくれた
インフォメーションの受付嬢が、わりと可愛かったし・・・
この可愛い受付嬢に「いい人」に思われただろうから
・・・まぁ、無駄ではなかった、か。
その2・・・
深夜・・・ガソリンスタンドに行った。
うちの近所は、もうみんなセルフ・スタイルになってる。
車を止めようとすると・・・
わきから、けたたましいエンジン音の別の車が横切ってきた。
急ブレーキをかけたので何事もなかったが・・・
見ると、若い女が運転する車で
助手席にトッポいあんちゃんが身を沈めている。
「あぶねぇな・・・このブス!」と瞬間、思う。
ブス・・・は余計なんだけど、
ああいう態度をとられると反射的にそう感じてしまう。
ガソリンを入れ終わってレジへ向かう。
セルフなのにその場では精算できない中途半端なシステムだ。
精算を終えて振り返ると・・・
あのブスが後ろにいて、声をかけてきた。
「さっきは、すいませんでした」と頭を下げている。
「ああ・・・」と言うと
若い女は、ホッとした感じでニコッと笑顔を見せた。
何だ・・・結構、可愛い娘じゃないか。
受付嬢も・・・ガソリンスンドで会った娘も・・・
まず、二度とお目にかかることはないと思うけど
たかが、その程度のことで・・・
一喜一憂を繰り返しているのが・・・日常というものなのかも、ね。