Episode No.477(000308):夫が知らない妻の日常
今日、3月8日は国際婦人デーだ。
1910年に行われた第2回国際社会主義婦人会議において、ドイツのクララ・ツェトキーンらが
「婦人の解放と世界平和を目指す国際的な婦人行動の日」
・・・を設けようと提案し、しばらくは各国バラバラだったが、1921年から3月8日となったらしい。
「婦人の解放と〜」と言われても正直言ってピンと来ない。
いったい何から解放されるべきなのか?
別に国際婦人デーに反対する気はさらさらないので「そういう男がいるから」なんて突っ込まないで、ね。
2日ほど前にニュースで、例の園児殺しの話題をやっていた。
初公判で起訴事実を認めた犯人の主婦は内向的な性格で・・・。
同級生の母親に殺意を抱いたが、オトナを殺すのは無理なので、その子を・・・。
犯行に至る経緯は、まだ充分にわからず理解できないところがある・・・とコメンテーターは言ってたけど。
本当に人を殺してしまうような人間って・・・どう逆立ちしても理解できないのが普通じゃないのかな?
同じニュースで"夫が知らない妻の日常"について一般主婦の何例かをとりあげていた。
夫婦の会話がなく、夫が喜ぶような話しか聞いてもらえない主婦がストレスを感じていたり・・・。
専業主婦は気楽だ・・・と烙印を押されるコトに不満を感じていたり・・・。
多かれ少なかれ、どこの夫婦にもありそうなケースが紹介されていた。
いかにも、それが事件の要因になりそうな描き方で・・・。
結婚生活にすれ違いが生じると・・・最後は離婚。
通常、離婚は双方の合意がなければできないが・・・。
裁判で強制的に離婚が認められるには5つのケースがある。
(1) 配偶者の不貞行為・・・つまり不倫
(2) 悪意の遺棄・・・どちらかが勝手に家庭を捨てて出ていった場合
(3) 配偶者が3年以上、生死不明のとき
(4) 配偶者が強度の精神病にかかり回復する見込みがないとき
(5) その他、婚姻を継続しがたい重大な事由
この中で最も多いのが(5)。
夫による暴力や虐待、健康なのに働かない、性格の不一致、そしてセックスレスなどなど・・・。
つまり、たいていの理由なら相手が同意しなくても離婚はできるコトになる。
でも、子供のことや経済的な理由を考えると離婚だけで解決できる問題ではないだろう。
そこで主婦のストレスが生まれてくる。
"夫が知らない妻の日常"をたまたまいっしょに見ていたウチのカミは・・・。
「みんな余裕があり過ぎるのよ。だから考えなくてもいいコトまで考えちゃう。
ウチみたいに子供が3人もいたらアータ、そんな些細なコトなんか考えてるヒマもない」
そう言って、赤ん坊のオシメを換えに立った。
大丈夫だろうな?・・・ウチは??