でじたけ流 教育論「祖先の記憶を活用しよう」
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20130303

でじたけ流 教育論656

でじたけ流教育論 digitake.com


歴史の話をしてると、
つい原稿が長くなってしまうな。

歴史自体、長い話だし…
その前提を知ってもらった上でないと、
それについて、どう思うと書いても
何のことやら、わからないだろうし、ね。

しかし、歴史物語というのは…
唐人お吉の話にしても、
坂本龍馬の話にしても、
清水次郎長の話も、忠臣蔵だって、
SF作品と違って、
話の顛末はみんな知っているのに、
何故見入ってしまうのだろう?

人気俳優が演った龍馬が見たい
…ということもあるだろうけど、
あるいは、若者に人気の俳優が演じると、
歴史に興味のない連中も、
それがきっかけとなって
歴史を知ろうとするようになることも多いのか。

そういう連中は、つまり
教科書に書かれた歴史物語であっても、
話の先を知らなかったりするわけだ。

最近でこそ、こうして
得意になって歴史の話なんかしてるけど…
まず、この毎日更新するHPを書き出す前は、
連中と同じく、歴史などほぼ知らなかった。

ただ、人物伝は好きだったから、
その人についてもっと知りたいと思うと、
おのずとその時代を知らなければならなくなる。

例えば、清水次郎長ことを調べていくと、
教科書にはあまり書かれていない、
政治家とは、およそ縁のない庶民レベルの
幕末維新の生活について知ることになる。

大政奉還なんて何のことだか、
さっぱりわからないまま、
その時代を生きてた人がほとんどだよ。

うちには子供が生まれる前から
漫画人物伝がたくさんそろってた。
自分で読むために買って、
このHPのネタにも、ずいぶんなってる。

あまり肩の凝る本を買っても、
結局読まず終いになってしまうから、
まずガイドラインがわかる本を買って、
詳しく調べたい部分がわかってから、
ちょっと難しい本に進む。

わからないことは、
質問すらできないから、ね。

ちなみに
子供が生まれる前からあるものといえば
…風呂場のオモチャもあった。

何故なら…風呂に浸かってるだけだと飽きちゃうから。

そいう意味では今も
iPadを持って風呂に入るのは、
…そういうことかもしれない。

さて、会社の若い連中に歴史の話をすると、
自分が若い時以上に知らないことに驚く。

ゆとり世代のしわ寄せか…?

リンカーン
アメリカの大統領だってことは知ってても、
アメリカ初の大統領だと思ってたり…、
ノーベルエジソン
区別がついていなかったり、ね。

そこで、かつて自分でも読んで、
うちの子供たちも読んだ漫画人物伝を
一冊ずつ会社に持ってきたりしてる。

…これって、パワハラに入る?

うちの子供たちは
生まれながらにして漫画人物伝があったおかげで、
そこそこ歴史上の人物については知っているようだ。

またそこで親とウンチク合戦をしたりしてね。

子供たち…とくに長男、次男の
歴史上の人物についての情報源は、
ゲーム
であることが多い。

戦国武将の顔と言えば、
掛け軸になったボーッとしたようなあの顔じゃなくて、
劇画化された北斗の拳のキャラクターみたいな奴。

これもまた、
人気俳優が演じてるのと変わらないな。

まぁ、何にしても…
実際にあった出来事に興味を持つというのは、
とても大切なことだと思う。

時には空想も楽しいけれど…
空想ばかりじゃ広がるようで広がらない。

創造の材料は記憶だからね。
祖先の記憶も大いに利用すべきだよ、やっぱり。

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