Episode No.381(991115):誕生日が命日だった 今日、11月15日が誕生日でもあり、また命日にもなってしまった有名人。 これは知ってる人も多いだろう・・・そう! 坂本龍馬。 天保6年(1835)の今日、土佐に誕生した坂本龍馬は、慶応3年(1867)の今日、京都で暗殺された。 享年、満32歳。 龍馬の暗殺劇については、ドラマや映画で何度も演じられている。 いきなり刺客に踏み込まれるという演出も多いが、天井が低かったと思われる近江屋2階の奥座敷。 まして、ロウソクかアンドンの明かりしかない当時のこと・・・。 実際には、かなり近距離まで油断をさせて近づかないことには暗殺できなかった・・・というのが最新の説。 現に、その部屋に掛けられていた掛け軸というのが今も残っていて、そこには下から上に向けて血しぶきの跡がクッキリと残されている。 つまり、これは刀を上段に振りかぶったのではなく、座った姿勢で下から上へ斬りつけていることを示している・・・というのだ。 龍馬が国民的英雄として人気を集めたのは、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』に起因するところが多いが、確かに魅力的な人物であったコトにかわりはない。 またまた新シリーズが始まった『3年B組金八先生』の最初のシリーズでも、演ずる武田鉄矢と同じく、龍馬好きの金八先生の部屋には、坂本龍馬の写真が貼られていた。 歴史読本的な雑誌には、しばしばこの龍馬の肖像写真の通信販売広告が掲載されているが・・・。 この写真の版権はいったい誰が持っているんだろう? 龍馬ゆかりの地、高知県では今も龍馬の立像やイラスト入りのペナントなんかが販売されていると思うが、やはり誰かに許可は得ているのだろうか? 上野の西郷さんの立像なんかも東京タワーの土産物売場なんかで、よく見るけど・・・。 歴史上の人物って、そのヘンのことがどうなっているのか、よくわからない。 こんなコトを思ったのも、実は最近マニアの間で流行っているアクション・フィギュアを見たからだ。 アクション・フィギュアの代表格と言えば、何と言ってもGIジョーだが、最近はその変わり種が出ている。 勝新太郎の座頭市や三船敏郎の椿三十郎、藤田まことの中村主水・・・9月に出たのが山崎努の念仏の鉄。 価格は、いずれも1万5,000円程度・・・まさにオトナのオモチャだ。 そういうのがアリなら、坂本龍馬もアリだろう・・・いや、龍馬の方がもっと売れるのでは? そう、思ったワケ。 マニアの中には自分で人形を改造して作ってしまう人もいて、リカちゃん人形に、なんと三島由紀夫が自決した時に着ていた盾の会の制服を着せた写真も見たコトはあるけれど・・・。 正当派、歴史上の英雄フィギュア・シリーズが出たら・・・きっと買ってしまうと思う。 「世に生を得るは事を為すにあり」・・・とは、龍馬の言葉。 売ってないなら、いっそ自分で作って売ってみるか? digitakeブランドで。
参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊 ほか
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