Episode No.803(20010323):慌てたくなければ・・・急げ!
何をやってても思うのが・・・やっぱりスピードは大切だなってこと。
どんなに些細なことも・・・
先に延ばせば延ばすほど大きくなって、かなりの重荷になってくる。
ちょうど、軽いと思って持ち続けていた荷物が・・・
やがて指や肩に食い込んで、思いの外、大きな足かせになるような感じ。
たった、ひと言の返事をかけなかったばっかりに・・・
大切な信頼を蝕んでしまうことがある。
メールの返事も「忙しいので、また落ち着いたらゆっくりと」とさえ書いておけばいいのに・・・
いつかキチッと書こうなんて思って、そのままにしておくと・・・やがて書けなくなる。
些細なことは些細なうちに処理しておくのが賢明だ。
誤解も想像が膨らまないうちなら容易に解ける。
タイミングを逃した・・・なんて言い方があるけれど
「逃した」なんてのは詭弁・・・「無駄に捨ててしまった」だけのこと。
タイミングそのものは、ずっとそこで自分を待っていて、ピクリとも動かなかったのに・・・
自分自身が勝手にソッポを向いてしまったんだ。
フランクリンは自伝にこんなことを書いている。
「人生を大切にと思われるのか。
それならば時間を無駄に使いなさらぬがよろしい。
時間こそ、人生を形づくる材料なのだから」
観念的な幸せは・・・時として言い訳に聞こえる。
現実の幸せは・・・つねに時間の中にある。
時間こそが現実そのものなんだ。
ひと度、気がついてしまったら・・・もう後へは引けない。
そこで後ずさりすることは、自分を裏切ることになる。
「できること」は今やれば「できたこと」になるが・・・
やらなければ「できそうだったこと」に終わる。
「できた」人になら賛美の声も届くが・・・
「できなかった」人の話には、誰も耳を傾けてくれない。
認めてほしかったら・・・早く、できるだけ早く、動くことだな、やっぱり。
じっくりやろうが、素早く片づけようが・・・
他人に見えるのは、やった「結果」だけだからね。