アイデアがでないというのは、ただ考えていないということの裏返しだと思う。
BBSに書き込まれたこの言葉・・・いたく気に入った。
ジャイアント馬場は「疲れ果ててから、ようやく本当のトレーニングが始まる」と言った。
普通にできることをしただけでは、できるのが当たり前。
その先で、どれくらいのことができるかが、その人の実力の見せどころだ。
考えてるフリをして、実は何も進めていない人が何と多いことか・・・。
でもね、仕事だと、結構それで成り立ってしまっているような人が多いのも事実。
精一杯のアイデアを出して仕事を効率化したところで、次から次へと仕事が増えるばっかりで、給料はさっぱり上がらない・・・。
確かにそれじゃあ考えているフリをして仕事時間をツブしている方が、ずっと楽かもしれない。
ただ、そうしているうちに、仕事も人生もどんどんつまらなくなってしまう。
会社や他人をゴマかしているつもりでいて、実は自分をゴマかしているんだな、ホントは。
会社のために働いてるなんて思ったとたんに、仕事はつまらなくなってしまう。
「自分のためになるように働け。さもないと感動をしながら仕事をすることはできない」というのは、本田宗一郎の言葉だ。
アイデアがでない・・・というのと同様に、よく耳にする言い訳として多いのは、やたらと素質や運のせいにする・・・。
他人にできて自分にできないことがあると、すぐに「あの人はもともと、そういう素質があった」とか「タイミングが良かった」とか言う人がいる。
運も実力のうち・・・という言葉通り、ボーッとしている人に運なんかつかめるはずはない。
努力の結果ではなく、すべてを運や天性のこととしてかたづけようとした方が、そういう人にとっては都合がいい。
相手の努力を認めてしまったら、自分も努力をしないわけにはいかないから。
つまり最初から逃げている・・・。
ほとんど本能的に逃げ癖がついている人さえいる。
こういう話をすると、また「それは、あなたが強いから」と言う人もいるけれど、決してそんなことはない。
そういう人には、いつもこう返答することにしている。
「古今東西、人類の歴史の中で本当に強い人間などいないよ。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ」