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Episode No.801(20010321):春の夢

あいかわらずをみまくっている。
起きててもみてるけど、寝てもみてる・・・毎晩。

大きな生き物が出てくる夢は・・・力への不安をあらわし、
大きな建物が出てくる夢は・・・権力への不安をあらわしているらしい。

最近、多いんだよな・・・ホント大きなモンばっかり出てくる。

英国の作家、マーガレット・ドラブルの言葉にこんなのがある。

「人は、現実に耐えることはできる。
 しかし、絶え間ない憂鬱にはもろいものです」

別に今、私が憂鬱ってことは、これっぽっちもないんだけどね。
あいかわらず騒ぎまくってるし。

ただ、この言葉を目にしてハタと気づいたことがある。

確かに現実は、いくら忙しかろうが、トラブっていようが・・・最後には、どうにかなる。
良かれ悪しかれ、時間は淡々と流れていってしまうからね。

でも、想像の中で恐れていることなんてのは・・・
きっかけは現実なんだろうけど・・・
時間の観念のないところで育ってしまって手に負えない場合がある。

身にせまる危険は別として・・・
日常生活の中で人が感じる恐怖とか、あるいは喜びなんかも・・・
ひょっとしたら、自分が勝手にそう思いこんでるだけのことで・・・
現実とはかけ離れたモノなのかも知れないな。

問題は、そんなバーチャルな思いを現実の生活にまで持ち込んでしまうことだろう。

人は誰でも死ぬことを恐れるけど・・・
実際に死んだことのある人なんて、一人もいやしない。

アメリカのフォークシンガーにジョーン・バエスという人がいるらしい。
曲は聴いたことないけど・・・なかなかいいこと言ってる。

「いつ死ぬかを選ぶことはできない。
 選べるのは、いかに生きるか、それだけだ」

夢に負けない現実を作り上げることこそが・・・夢を実現するってことだ。
楽しい夢を見たら・・・ぜひ人にも同じモノを見せてみたいと思うし、ね。


参考資料:「グレイト・ウーマン」ペギー・アンダーソン=編 ディスカヴァー21=訳/刊 ほか