Episode No.736(20010104):宇宙が俺を呼んでるぜ!
「自然の枠と働きとを発見し、それらを可能な限り一般的な規則法則に還元すること」
これは、358年前の今日・・・
1643年1月4日にイギリスで生まれたニュートンの"自然哲学"。
同じようなコトはエジソンやガウディ、そして松下幸之助も言っている。
科学の世界でも、芸術の世界でも・・・
道を究めた人たちは、自然の偉大さを知り、宇宙の力を読みとろうとしているように思える。
エジソンなどは、とくに極端で・・・
「自分の成した発明は、自分の中に住む小人たちが勝手に自分を利用して発明したもの」
・・・というようなコトを晩年、好んで語った。
あるシナリオライターの方が、かつてシナリオの先生に、こんなコトを言われたという。
「世の中に出てくる作品は、生まれるべくして生まれてきたもの。
だから、カタチになっていないその作品を明確に受信して、イメージできた人にだけ書ける」
確かに天才的な発想は・・・考えて出てくるモノではないかも知れない。
ギャグの天才、赤塚不二夫の漫画だって・・・考えたら絶対に出てこないキャラクターのオンパレードだ。
モノを成す人というのは、感度のいいラジオのようなモノで・・・
天才は、超感度ラジオと言っていい。
時代や宇宙の波を明確に受信して、それに乗って動く・・・本人が意識しようが、しまいが。
むしろ、意識して考えはじめたとたんに、自然な流れからはハズれてしまうかも知れない。
名優と呼ばれる人が、まったく自然に演技するのと同じようにね。
じゃあ、努力って何なんだろう・・・
最初から、受信できる人とできない人がいるのなら、努力しても意味がない。
でも、名優だって、意識を超える演技ができるようになるまでには・・・やっぱり努力してる。
どんな凡人だって、努力次第で少しは受信感度を高めるコトはできるだろう。
それが天才と呼ばれるレベルまで行けるかどうかは別としても、ね。
せめて「食える」程度には高めないと・・・!
「今日為し得るだけのことに全力を尽くせ。
そうすれば、明日は一段の進歩があるだろう」
これも、ニュートンの持論。
そして数多くの成功者たちの持論でもある。
思いついたコトを決して無駄にしない・・・話だけで終わらせない。
それが、何事を成すためにも必要不可欠な第一歩。
その時点での傷害は、自分をとりまく環境ではなく・・・自分だけなんだよね。
さあ、ぼちぼち正月気分ともおサラバ。
明日から・・・なんて言ってると、また来年からになっちゃうよ。