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Episode No.590(20000718):元祖ガーデニング

132歳と1日・・・いったい誰の年齢だ?

実は、
東京の年齢・・・慶応4年、1868年7月17日、明治天皇の詔勅により江戸が東京と名乗るコトになった。
名称の由来は、ご存知の通り、東の京都からきている。

ちなみに「都民の日」は10月1日。
東京という名称となってから、ちょうど30年後の1898年10月1日・・・。
それまで
明治政府の全面的指導下にあった特別市東京が、自治権をもつ一般市制となったコトを記念して、1952年に定められたモノだ。

仕事や
オフ会で東京に出る度に思うのは・・・今、大地震が来てほしくないな、というコト。
毎年、暑くなってきて「
防災の日」が近づくと・・・今年こそくるかも、と思ってしまう。

東京には、まだまだ緑豊かな場所もあるんだけど・・・一般的にいわれる東京は23区内。
どの駅を降りても人がワンサカいる東京は・・・やっぱり異常な感じもしてしまう。

最も東京自体の土地は昔から狭かったワケで・・・。
今ほど人が密集していなかったとはいえ、昔から限られた土地を工夫して使っていた。

下町を歩いていると、軒先でよく見かけるのが・・・盆栽だ。

先日、NHKで深夜、盆栽のつくり方を再放送していて・・・つい、見入ってしまった。
盆栽のイメージというのは、どうしてもジジくさい趣味に違いないのだが・・・。

鉄道模型やドールハウスなどのミニチュアを見るのが好きな私にすると・・・。
盆栽=ジオラマと考えると、なんとなく興味を引かれてしまう。

何かを作っているところを見るのは、たとえそれが何であれ興味がわくし、盆栽づくりのノウハウというのにも、なかなか目を見張るモノがあった。
枝にハサミを入れるだけでなく、根にもハサミを入れて・・・針金巻き付けて曲げる方向を決めたりして。

盆栽の歴史は鎌倉時代までさかのぼるという。
無論、その頃の盆栽が残っているワケではないだろうけれど、鎌倉時代の文献に盆栽が出ているらしい。
その後、茶の湯や能と共に、公家社会から武士へ、そして一般へと広がっていった、ガーデニングの元祖だ。

盆栽というと松が浮かぶが、無論それだけではない。
深さが10cmもない盆に、高さ1mほどの木々を立てて、森を演出したりする。
手前には太めの木を植え、奥にはやや細めの木を植えることで、より遠近感をだしてみたり・・・。
やってるコトは
ディズニーランドの建物の演出と変わらない。

私があんまり面白がって番組を見ていると、カミさんが言った。
「盆栽って纏足みたいで、なんかイヤ」
纏足とは、昔、中国で、女の足に子供の時から布を堅く巻きつけ、大きくしないようにした風習。
まさしく、そうかも知れない。

「じゃあ、生け花はどうなんだ?」と聞き返すと「どうせそんなになるのなら、すく死んだ方がマシ」だって。
盆栽と生け花・・・寿命は確かに盆栽の方が長いが、なるほどカミさんの言うコトにも一理ある。

盆栽と生け花・・・あなたが植物だったら、どっちになりたいと思う?
自然に生きる植物は、もちろん理想だけれど・・・。
それじゃあ、どんなにキレイな花を咲かせても、誰にも見てもらえないかも知れない。

やってみるかなぁ・・・盆栽。
当然、木立の下には
田宮の戦車を走らせたい。


参考資料:NHK「盆栽」ほか

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