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Episode No.137(990203):節の分かれ目

今日、2月3日は節分だ。

節分とは立春の前夜をいい、年によっては2月の4日を指すこともある。
節分は文字通り"季節"を"分ける"ものであり、陰陽道が元になった考え方だ。
陰と陽が対立して邪気を生じるのを追い払うために、昔から健康の源とされている豆をまく。
「福はうち」と言ってまくのはいいが「鬼はそと」と言いながら、鬼に向かって健康の源を与えてしまうのは、いかがなものか・・・とは少々ヘ理屈。

季節に変わり目には風邪をひきやすい。
とくに今年の風邪はタチが悪い。
しかし、気をつけなければならないのは、何も季節の変わり目だけじゃない。
物事の変わり目には必ず注意が必要だ。

中には理屈では充分に説明はできないが、気をつけた方がいい変わり目もある。

それは満月だ。

満月の夜は交通事故が多いと聞く。
月がもたらす引力の関係で、人が興奮状態に陥りやすいためだという説がある。
そういう人間の生理現象をデフォルメして作られたのが狼男なのかもしれない。

さらに月の満ち欠けは、大地震と因果関係があるという考えがある。
確かに4年前の1月17日、阪神大震災が起こった日も満月だった。

月の引力なんて・・・などと馬鹿にするなかれ。
毎日、世界中の海を動かしている月の引力。何も影響がないほうがおかしい・・・。

幸い今月の満月は1日に無事通過したが、月に一度は必ず満月の夜が来る。
次の満月は3月2日だ。

満月と同様に新月も地球からの見え方が違うだけで、現象としては同じ。
そうなると半月に一度は危機が訪れることになる。次の新月は2月16日。

結局、いつでも用心に越したことはない・・・という話になるのだが。

ちなみに旧ソ連が無人探査機を初めて月面に着陸させたのは、今から33年前の今日、2月3日のことである。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=編
     「月の謎」学研=刊

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