Episode No.578(20000704):手遅れにならない「気後れ」の直し方 「自分の欠点ばかり気になり出したら・・・ そんな劣等感を直してくれる人間はこの世に一人しかいない。 つまりあなた自身だ。直し方は次の言葉に尽きる。 『おのれ自身のことを忘れよ』 恥ずかしくなってきたり気おくれしたり、自分が気になりだしたら・・・ すぐその場で何か他のことを考えることだ」 このデール・カーネギーの言葉・・・前にも紹介したかなぁ? 昨日、紹介した田宮模型の社長や本田宗一郎にしても・・・あるいはエジソンにしても。 たいていの場合、歴史に名を残すほどの偉業を成し遂げた人っていうのは、熱中できる何かを必ず持っている。 エンジニアだけでなく・・・ヘレン・ケラーや夏目漱石、田中角栄だってそうだ。 自分を信じることが大切・・・。 とはいえ、自分の何を信じたらいいのかは本当のところ、よくわからなかったりする。 そんな時には、もっと単純に「今、何をしたいのか」と考えてみるのもいいかも知れない。 いかに今やりたいコトとはいえ・・・寝たいとか、買い物をしたいとか、ばっかりじゃ気分転換にしかならない。 もちろん気分転換も大切だけど、もっと建設的に未来を切り開きたいのなら・・・。 それこそ「我を忘れて」・・・「メシを食うコトも眠るコトも忘れて」熱中できるモノに打ち込んでみるしかない。 そういう熱中できるモノが見つからない・・・ってショゲる人もいるかも知れないけれど・・・。 それは、そこまでやっていないってコトじゃないかな? 少々極端にいえば・・・。 人一倍、自分が打ち込めるモノを探し出して、自分なりの実績を上げるコトが人生の意味だとさえ思う。 それが結果として歴史に残るモノかどうかは、ずーっと後の問題だし・・・。 世間にとっては重要でも、ひょっとすると自分にとっては関係のないコトかも知れない。 熱中できるコトを見つける方法・・・というかシュミレーションとして誰でも簡単に経験できるコトがある。 それは・・・恋愛だ。 誰に頼まれたワケでもないのに、昼も夜も相手のコトばっかり考えて食事も喉を通らない。 何とか相手に気に入られようと、さまざまな工夫を試みる。 仕事を楽しんでいる人は、仕事に恋をしている人だ。 そういう意味でも、マンネリ夫婦とマンネリ仕事は・・・やっぱり似てるよ、ね。 作者不明の名言に、こんなのがある。 「財産を失っても痛手は少ない。 健康を失うと痛手は大きい。 勇気を失うと、それこそ取り返しがつかない」
参考資料:「カーネギー名言集」ドロシー・カーネギー=著 神島 康=訳 創元社=刊
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