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Episode No.486(000318):夫婦の心

「10代の夫婦はセックス夫婦。
 20代の夫婦は愛で結ばれる夫婦。
 30代の夫婦は努力して夫婦。
 40代の夫婦は我慢の夫婦。
 50代の夫婦はあきらめの夫婦。
 60代の夫婦は感謝しあう夫婦。」

永六輔の言葉だ。
私は今30代の夫婦・・・確かに
子供もまだ小さくて・・・。
でも
運動不足とは言え、体はまだまだ動くし、頑張り甲斐のある仕事にも就いている。

同じ永六輔の言葉に、こんなのもある。

「夫婦ったってアカの他人ですよ。アカの他人同士が起こす奇跡、それが夫婦というものです」

夫婦の奇跡と言えば不思議なモノで、長くいっしょに暮らしていると何となく顔つきまで似てくるモノだ。
野村監督んトコとか・・・ねぇ?!

さしづめウチはタヌキの夫婦。
だから子供が、とっちに似ている?と言われても、やっぱり両方に似ている。

「幸福な家庭の顔はお互い似ているが、不幸な家庭の顔は、どれもその不幸な顔は違っている」

と、言うトルストイの言葉が本当なら、今のところウチは大丈夫なようだ。

シャルドンヌいわく・・・
「愛するものと一緒に暮らすには秘訣がいる。すなわち相手を変えようとしないことだ」

自分に合わせて人を変えようとしても決して長続きしないのは、夫婦に限らず人間関係でもいっしょ。
ただ自分を含めて絶対に変わらない人間なんていないから・・・。
同じ方向に変わっていける人じゃないと長くはつき合えないと思う。
そうして少しずつ同じ方向に変わっていくと・・・気がつけば同じ顔になっちゃうのかも。

「結婚することはやさしい。世帯をきりもりするのは難しい」

こんな諺にもあるように・・・
結婚に対する格言や諺には厳しいモノや絶望的なモノも多い。
機嫌が悪い時も体調が悪い時も、お金がある時もない時もいっしょにいられる関係というのは・・・。
・・・やっぱり奇跡?!

結婚の「結」の字は、イトヘンに吉。
2つの糸がほどけずに固く結ばれる・・・という意味があるらしい。
結婚の「婚」の字は、嫁ぐという意味があるが、オンナヘンに昏と書くのは、人生の日が暮れて暗くなるまでいっしょにいるという意味が込められている。

努力、我慢、あきらめを越えて・・・感謝の境地に行きつくまで。
digitake.comの連日更新と同様に・・・私にも、まだまだ挑戦の日々は続く。


参考資料:「名言大語録」今泉正顕=編 三笠書房=刊
     「格言の花束」堀 秀彦=編 現代教養文庫=刊

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