Episode No.1337(20021206)
愚痴を言っては稼げない

私の場合・・・
自分で商売をやっているので
もう何年もボーナスはもらったことがないし、
その代わりに、
もう何年も上司などいないから
組織の葛藤に悩まされることはない。

無論、上司なんかよりずっと怖い
クライアント様はいらっしゃるけど、ね。

組織にいる人たちと話をすると
よく耳にするのが・・・上司の愚痴
管理職と話せば・・・部下への愚痴。

組織の大小にかかわらず
たいていの組織では・・・
部下に言わせると「有能な上司がいない」だし
上司に言わせると「シッカリした部下がいない」。

お互いに・・・
相手には「責任感がない」と主張し合ってる。

理屈で言えば、そういうことなんだけど・・・
具体的にはまるで
子供のケンカのように些細なことである場合が多い。

責任感を問われる最大の理由は
「やる」と言っていたことを「やらなかった」時だ。

「やらなかった」方にはもちろん
「できなかった」理由が存在しているが・・・
予定を崩されてしまった方にしてみれば
何を説明されても言い訳にしか聞こえない。

そうこうしていくうちに・・・
気まずい人間関係ができあがることになるが
人間関係という言葉が出てきた時点で
もう仕事は絶対にうまくいかなくなる。

人間関係が悪いから・・・
という理由は後から取って付けたようなもので
誰も仕事の進行について考えられなくなるからだ。

組織にいると・・・
たとえ仕事が進行しなくても
毎月決まった給料がもらえるから
それでいいのかもしれないが・・・
自分で商売をしていると、そうはいかない。

仕事が進行しないと、一銭にもならない。

だから・・・
仕事を進行させるために
たとえ相手が「やる」と言っていたことを
やってくれない場合にも・・・こう考える。

相手にできないことがあるんだから
自分の存在価値があるんだな・・・と、ね。


参考資料:まぁ、まぁ、まぁ・・・