Episode No.1116(20020323):サービスの時代
足の引っ張り合いが続く国会。
ワイドショーのネタには、事欠かないかも知れないけど
個人攻撃ばっかりし合ってること自体、税金の無駄じゃないか?
そんな中、小泉首相は・・・
景気浮揚策として秋の大型休暇を提案してるんだってね。
休みが増えれば、デパートや観光地に出かける人が増えるから
税金をつかわないで経済効果が期待できる、と。
春にはゴールデン・ウイーク、
夏には盆休みがあるから・・・残るは、秋休み。
自分で商売をしている私にとっては・・・
客先が休みになってくれれば、こっちも休みやすいけど
稼働日数を減らして、売上げを維持するのに
まあ、ひと苦労みふた苦労もありそうだな。
今の日本経済を見ると・・・
製造業は人件費の安い中国などにすっかりお株を奪われて
対抗策と言えば、機械化によるコスト削減。
と、なると、ますます余剰人員が出てくる傾向にある。
これから伸びる分野があるとすれば・・・サービス業。
現在、日本のGDPに占めるサービス業の割合は、
アメリカと比較すると10%近く低い数値になっている。
つまり、日本ではサービス業に、
まだ少なくとも10%分の伸びが期待できるという計算。
秋休みなんかできたら・・・ますます、サービス業は活気づく。
おまけにサービス業は税率が高い。
サービス業が活気づくことは、借金大国にとっても好都合だろう。
奉仕してお金をもらう。
考えてみると、これは仕事の基本なんだけどね。
喜ばれる仕事をするためには
相手が望む以上のことをやらなければならない。
期待通りじゃ、期待以下と思われちゃう。
これから、ますますニーズを先読みする能力が必要になる。
しかも・・・
それは法人にではなく、個人にね。
人の気持ちがわからなければ、人間相手に仕事はできない。
これから日本で稼いでいこうと思ったら・・・
「機械」の使い方を知ってるだけじゃなく
「機会」のとらえ方が重要になるだろう・・・ね。