Episode No.1052(20020108): 悟りの境地

今日、1月8日は地動説を説いたことで有名なガリレオの命日。

そういえば、ここのところ・・・
深夜、NHKスペシャル「宇宙」の再放送をやっていて
つい一杯ひっかれながら見入ってしまった。

世界中の学者が次々に登場して
宇宙起源の謎や、その行く末について話している。

CG映像も、盛りだくさん・・・
しかし、宇宙って何だか細胞の顕微鏡写真に似ているな。

その前には・・・
同じNHKの再放送で瀬戸内寂聴の人生相談を放送してた。
これも、つい見ちゃったんだけど・・・

尼さんの話と最先端の学者が語る宇宙の話が
何故か同じことについて話しているように聞こえてきて不思議だった。

150億年前・・・
ビックバンによって生まれたと言われる宇宙。
それから宇宙の膨張は続いていて・・・
ついこの間まで、
最終的には引力によって再び引き戻されて消えると言われていた。

ところが最近の研究でわかったそうだが
宇宙の膨張スピードは、引力に逆らって加速しているらしい。

物理学的に何もない空間を真空状態と呼ぶが
宇宙の隙間・・・この真空の中に未知なエネルギーがあって
それは宇宙が広がれば広がるほど大きくなり
引力などモノともしないほど大きなパワーを持っている。

このことは地上の実験でも証明されているが・・・
それが何なのかは、今の科学では解明できない。

でも、よく考えたら・・・
それって・・・「霊」じゃないの?

生命が死ねば死ぬほど宇宙が広がるんだもんなぁ。
死んだら星になると太古から言われていたのも・・・
まんざら間違っていなかったということか。

それのうえ・・・
その未知なるエネルギーには
ひょっとしたら「意志」があるかも知れないと
ある科学者は語っていた。

本当は、もうここまでわかっているんだな。
・・・ふと、そんな気がした。

だから・・・ひょっとしたら宇宙は死なない。
最も太陽系は太陽の寿命が終わる時が来るけど・・・
まだ70億年も先の話だ。

宇宙の話を聞いていると年表の単位がべらぼう過ぎて
まったく気が遠くなってしまう。

とりあえず何が発明、発見されようと・・・
今を生きていかないと、ね。

それを証明するのは学者に任せておけばいい。
自分の存在を証明できるのは・・・自分だけだ。


参考資料:最近、受信料を払いはじめたNHK・・・元はとるぞ