Episode No.870(20010609):結果は過程が作り出す

何か真剣に思い悩んでいるコトがある時に・・・
いろんなモノを見たり聞いたりしていると・・・
何でもヒントになるモンだね。

ニュートンは、林檎が落ちたから引力を発見したんじゃなくて・・・
引力というモノについて真剣に考えていたから、林檎さえそう見えたんだと思う。

思い悩むというコトが「止まる」というコトじゃ・・・やっぱイケナイね。

それじゃあ、まるで許容範囲を超えてパソコンがフリーズするのと同じだ。
何度もフリーズした経験があるのなら・・・
時々メモリを解放したり・・・
ハードディスクやメモリを増やす努力をしておかないとね。

そうそう本体は買い換えられないし・・・
それが自分の肉体となれば、絶対に交換はきかないんだから
補強するしか道はない。

フリーズする度に同じ言い訳をして立ち止まってしまっては
学習能力を疑われてしまう。

できないコトはできないと割り切るのも手だけれど
やりたいコトならあきらめて悔しい思いをするのは自分。

他人に対して言い訳がたったから、もうしない・・・というのは
つまり、その程度の真剣さしか持ち合わせていなかったというコトで
自分の道を切り開くまでの力じゃない。

自分らしく生きるのは楽じゃない。

生きるっていうのは・・・
考えて、動いて、ぶつかって、倒れて、また起きあがる繰り返しだからね。

いくらやってもキリがないようだけど・・・
命にはキリがあるから
その中で、どこまでできるかをいつも試されてる。

本当に楽をしたかったら、自分らしさなんて捨ててしまうしかないな。
せめて他人の邪魔にならずに生きていくしか。

邪魔にならないように生きようとすればするほど
邪魔にされるのも、また現実。

「怠惰は弱気の避難所」・・・チェスターフィールド

たとえ引力があっても・・・
林檎は熟さなければ木から自然に落ちたりはしない。


参考資料:「格言の花束」堀 秀彦=編 現代教養文庫=刊