Episode No.1012(20011122):新しい仕事

同じことを繰り返していると・・・やがて飽きられる。
男女の関係においても、もちろん仕事の上でも。

仕事のうえで飽きられるというのは、
つまり儲からなくなる、ということだ。

飽きられると困るので出し惜しみをする。
と、いう人もあるが・・・これはかえって逆効果。

自分としては出し惜しみをしているつもりのコトも
誰か別の人にやられてしまったのでは確実に負けてしまう。

それに、出し惜しみをしている人は・・・能力が伸びにくい。

自分には今出している以上の力があると錯覚することによって
安心感がほしいだけのことだ。

実際にやってみれば・・・
それがいかに考えていたようにはいかないコトかを知るだろう。

失敗したことを勉強になった、と言い換え
赤字なのに、考えようによっては黒字、なんてことばかり言っていたら
次のステージには決して立てない。

安心がほしければ・・・追う側になることだ。
追われていては新しいコトに手はつけられない。

請け負った仕事はサッサと処理して、
できる限り新しいコトに挑戦する時間を作る。
研究開発に力を注ぐ企業が強いのと同じことだ。

第一、新しい仕事をするのは・・・何と言っても楽しい。

先の見えてる仕事は、疲れ具合まで想像できてしまうのがつらい。
結局、何をしたってつかれるんだから、どうせなら楽しくつかれたい。

ここにいたんじゃ、どうせ新しい仕事なんてできやしない。
そう思った瞬間に、どこに行っても新しい仕事はできなくなる。

できない理由が先に立つ人にヒラメキは味方してくれない。

新しい仕事は・・・降って湧いてくるもんじゃなくて
自分で作るものなんだからね。

「クリエイティブな能力、
 自分の皮膚で感じ、自分の頭で考える能力が大切。
 自分から情報を発信できない幹部は
 実力が低いというわても仕方ない」・・・堤 清二


参考資料:「名言大語録」今泉正顕=編著 三笠書房=刊