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Episode No.164(990306):たのしい仕事

実を言うと、私はサラリーマンではない。
サラリーマンの経験もあり、今も会社構成員ではあるけれども。

会社は一応、朝9時から夕方5時まで(だったと思う)が営業時間で土日が休日と世間並みだが、実際のところ、その時に抱えている仕事によって大きく左右される。

朝5時まで仕事をしなければならないこともあれば、朝5時起きして飛び出さなければならないこともある。
お客さんは土日が休みだから、忙しい時の土日が時間を稼ぐのにもってこいだとばかり働く。

かと言って仕事漬けになっているかと言えば決してそうではなく、平日の空いている時に床屋へ行ったりもする。

そんな仕事ぶりを見ている知人から、よく羨ましがられたりもするが、必ず言われるのが「器用でないと、できないよなぁ」というセリフ。

確かに10年以上も同じような仕事をしていれば、多少は一般の人にできないようなコトができるかもしれないが、それはあくまでも仕事の内容についての話。
誰だって"その道"でメシを食っていれば、そういうコトのひとつやふたつはできるだろう。

私に言わせれば、会社を出たとたん、仕事のことなどサッと忘れて頭を切り換えることのできるサラリーマンの方が、よほど器用に思える。

アルキメデスじゃないけれど、ひとりの人間が何かに集中していたら、そのコトについて、そうそう忘れられるモノではない。

私の場合、何かやらなければならないコトがあると、それを越えるまでは、とてもじゃないけどリラックスして眠ることさえできない。

根本的な違いがあるとすれば、やっぱり好きなんだろうな・・・仕事が。
好きなコトなら寝食忘れてでもやれる。

しかし、好きになるにもコツはある。
好きになるためには、まず嫌いにならないこと。
嫌いにならないためには、人に言われてからやるのではなく、自分の意志ではじめることだ。

小さい頃、母親に「勉強しなさい」と言われて「今、やろうと思ってたのに!」とヘソを曲げた経験・・・あるでしょ?!


参考資料:とくになし

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