Episode No.782(20010227):価値観とルール
スポーツには、とんとウトい私だが・・・
相撲が日本の国技であることくらいは、さすがに知っている。
国技・・・とはいえ、最近の相撲界は、よく知らない私にも「ちょっとなぁ」っていう感じ。
だって相撲の話題が聞こえてくるのは、ワイドショーからばっかりだモンね。
ところで横綱審議委員会が設置されたのは・・・1950年の今日、2月27日。
それまで吉田司家が握っていた相撲の免許権を日本相撲協会に委譲。
これを受けて協会が学識経験者を集め組織したのが横綱審議委員会だ。
吉田司家というのは・・・
後鳥羽天皇(1183〜1197)が催した宮中での相撲行事の際、
相撲の故実例式に詳しかった祖先・吉田家次が相撲行事官に任ぜられて以来、
日本の相撲界を牛耳っていたという一族らしい。
現在も熊本に残る邸内には・・・
相撲に関する貴重な史料が展示され、一般に公開されている。
東隣は漱石の熊本6番目の旧居だとか。
横綱審議委員会の歴史だけでも半世紀以上・・・
さらに吉田司家にいたっては後鳥羽天皇の時代からというのだから、さすがは国技。
自分らしく生きるための「価値観」を持つことが重要だ。
という話は、ここでも繰り返し話題にしていることだけど・・・
さて、その「価値観」を生活に生かすためには、まず何が必要だろうか?
良くも悪くもなければならないのは・・・ルールだと思う。
「価値観」を持つということは・・・
言い換えれば「自分なりのルール」を持つということだ。
「価値観」も「アイデア」と同じで・・・持っているつもりになっているだけでは意味がない。
「価値観」を実践するルールに基づいた行動ができてこそ・・・「価値観」を持つ意味がある。
押しつけられた「ルール」に眉をひそめたくなる時って・・・
「価値観」の違いを感じる時でもある。
最も「価値観」以前に必要なことだとわかってはいても・・・
努力するのが面倒でゲッソリすることも多いけれどね。
「価値観」の違いをはねのけたい時も・・・
自分なりの「価値観」をルールに基づいて「実践」していないと・・・
ただの、わがままに見えてしまう。
私の「ルール」は・・・まず毎日、ここを更新するってことかな。
これができないと、私が言ってることは全部ウソになってしまうような気がするし。
簡単に変えてしまえるような「ルール」や「価値観」なんて・・・
誰も理解してくれるはずはないよね。
今の相撲界の「ルール」がいいか悪いかは、よくわからないけど・・・
こういう長く続いてきたモノって・・・
批判する人が多い反面、信念をもって支持する人も多いんじゃないかな。
認められたい欲求は誰にでもあるけれど・・・
頑張っていることだけじゃ誰も認めてくれない。
認めてもらえるのは、その結果だけ。
歴史というのは・・・結果だからね。
せめて貫いてみるのも手かも知れない。