Episode No.744(20010113):ハタチは大人か?
今週の月曜日・・・1月8日は「成人の日」だったけど・・・
やっぱり、15日じゃないとピンと来ないね。
全国各地での成人式の様子が例年通りニュースに流れた。
が、まるで暴走族の集会のような傍若無人ぶりに、ついに逮捕者まで出たとか。
もちろん、真面目に式に望んでいる人も多かったとは思うけど・・・
1箇所ではなく、各地で市長が激怒するような騒ぎがあったというのは少々、考えさせられる。
最も私も成人式の時には、友達のアパートで飲み明かして・・・
気がついたらテレビで「青年の主張」をやってて、式になんか出なかった。
そういや「青年の主張」も確か応募者が激減して、なくなっちゃったんじゃなかったかな?!
ニュースを見てると・・・
あそこまで暴れられたら、主催者が怒るのも無理はないと思う。
いっそ、ゲストにアントニオ猪木とか、辰吉丈一郎でみ呼んだ方がいいんじゃない?!
自治体主催の成人式自体、もういらないんじゃないかって・・・話も出てたよね。
でも、きっとやるだろうな、性懲りもなく来年も。
よほどトップの強い意志が働かない限り・・・
一度組んだ予算を消化するのが役人の仕事みたいなモノだから。
必要性を考えるのは仕事じゃなくて、あくまでも消化するのが仕事になってる。
中には、現場から声を張り上げる人もいるかも知れないけれど・・・
ガチガチに組まれた組織の中では、それも虚しく響くだけ・・・
だから本当に志と能力のある人は役所をはなれちゃうんだよね、サンリオの創業社長みたいに。
私が「昭和の日本をつくった男」として尊敬する阪急の創始者・小林一三は・・・
「サラリーマンとして大成したければ、サラリーマン根性を捨てることだ」
と言ったけど・・・
サラリーマン根性を捨てて仕事にかかった人を活かしてくれる組織かどうかは別問題。
無論、そういう人を活かせないようじゃあ、その組織に未来はないと思うけどね。
とかく大きな組織の中では、個性や感性が邪魔にされる。
大きな組織にいなくても・・・金を稼ごうと思ったら感性が邪魔をするコトも間々ある。
でも・・・
何かができるようになっていくのが本物の大人で・・・
何かをできなくなっていくのは退化してるだけじゃないか。
少なくとも酒を飲んでも怒られない・・・ってコトだけが、大人の証じゃないよね。