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Episode No.406(991214):あらかじめ雑多な日本人

「僕は十代のころから、日本人というものはいろいろな民族の混血だと思っています。単一民族だなんてとんでもない」

なるほど、確かにその通りかもしれない。
しかし、十代のころからそんなコトを考えていたとはね。
今のアナタにつながる非凡な才能・・・とも言える、かな。

「朝廷では朝鮮語をしゃべっていたわけですからね」

へぇ〜、それは知らなかった。
でも仕事で奈良国立文化財研究所に行った時に見せてもらった高松塚古墳の壁画の写真に写っていた女性は、どう見ても
韓国のチョゴリ。
いっしょに描かれていた体が亀で首が蛇という妙な生き物は、その後、ソウルの博物館でまったく同じモノが飾られていて驚いたコトがあった。

日本の文化は中国から伝来した・・・なんてのが定説として言われてるけど、実際は通ってきた朝鮮の影響の方が大きい。
実はそのコトは誰でも知ってるんだけど、
戦争の時の事情もあって、それを明確にするのはタブー視されているらしい・・・という話も聞いたコトがある。

「"日本的"だなんて、なに言ってんだてことでしょう。もし"日本的なもの"があるとしたら、近代になってからでっちあげられたものです」

クリスマスもお正月も盛大に祝う国民としては、ね。

ひさびさに
架空対談風に書いてみたけど、もちろん直接対談したワケではない。
なんせ相手は、世界のサカモト・・・坂本龍一。
雑誌のインタビュー記事に勝手に相づちを打ってみただけの話。

そう言えば昔、ドイツで通訳を頼んだ女性が芸大で坂本龍一の先輩だったという人で、
「反体制のために音楽をやるんだって言ってたのに、すっかりメジャーになっちゃって、あの子・・・」なんて、教授を"あの子"と呼んでいたのが印象に深い。
ちょうど『戦場のメリークリスマス』の映画音楽が注目されていた頃だった、かな。
その人も本業はピアニストで、ドイツの田舎町を番傘をさして歩く・・・といった個性的な人だった。

時代劇版"戦メリ"のイメージも臭わす大島渚の新作『御法度』でも音楽監督を務めた坂本龍一。
「アメリカ人が聴いたら、中国の音楽なのか、日本なのか、朝鮮半島なのかわからないような」曲作りをしたという音楽が、どんな仕上がりになったのか・・・楽しみだ。


参考資料:「公式 御法度読本」リトルモア特別編集 リトル・モア=刊

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