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Episode No.737(20010105):悩みは財産

今日から仕事始め・・・っていう人も多いんじゃないかな?
うちは・・・と言うか私は昨日4日から事務所に出た。

幸か不幸か私は雇われている身分ではないので・・・ハッキリとした休みなんか、ない。
何を「仕事」と思うかも自分次第。
だから、何でも楽しくないと・・・とても、やってられない。

とは言え、自給自足の生活をしているワケではないので・・・
ちゃんと周囲の人たちとも歩調を合わせないと、できるモノもできなくなっちゃう。
仮に高村光太郎の晩年のように、自給自足の暮らしをしてても・・・
大自然相手に暮らす方が、もっと自由にはならないだろうね。

さて、今日1月5日は夏目漱石の誕生日。
慶応3=1867年生まれだから・・・134年前のコトになる。

お札にまでなった文豪も「とかくこの世は住みにくい」と嘆くくらい・・・
悩みはたくさんあったらしい。

私の目下の悩みは・・・やっぱり借金かな。
稼ぐに追いつく貧乏なし、というか・・・稼ぐそばからつかってしまうのが悩みというか・・・。

頑張れば稼げる・・・と思ったら、やっぱり頑張って稼ぐしかない。
悩んでジッとしていても利息が膨らむ一方だモンね。

逆に借金がなかったら・・・
働く気が起きないんじゃないかなんて時々思うけど。

「おまえに限ってそれはない。
 稼ぐコト自体好きだし、つかうのはもっと好きなんだから」

と、同僚や家族にすっかり見透かされている。

悩みを克服するには工夫がいる。
しかし、そこで考え抜いた工夫は必ず身につく力になる。

つまり、悩みはあればあるほど・・・生きていく力をつける動力になるハズだよね。

今年は、まだ初詣に行っていないけど・・・
エピクロスという哲学者の言葉に、こんなのがある。

「人が自分で得ることができることを神に頼んだって無駄さ」


参考資料:「メゲそうになる心を支える言葉」赤根祥一=著 日本実業出版社=刊 ほか