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Episode No.630(20000902):人生を勝ち越そう!

1988年というと・・・今から、もう12年も前か。
その12年前に時効になった
宝くじの当選金が・・・なんと年間で149億円もあったんだって!

9月2日は「宝くじの日」・・・というワケで、またまた金の話で恐縮だけど・・・ウ〜ンだよね。
今は一等2億円、前後賞合わせて3億円の時代だから、もっと多いんだろうな。
200億は下らないかも。

宝くじで集めた金って、何かの振興のために使われるワケだけど・・・
どうせなら、もっと目に見えるカタチで使ってもらうと買う方も納得できるよね。
例えば「日本映画振興宝くじ」とか。
せいぜい5億、10億の予算で作っている
日本映画なら・・・時効になった分だけでも充分できちゃうのに。

むろん、税金はいうまでもない。

税金に対する考え方って日本人とアメリカ人では、ずい分違うって話・・・前にも書いたかな?!
日本人には、どうも年貢の感覚がぬけないのに対し・・・
移民が国を作ったアメリカでは、みんなのためにみんなで出し合うという感じが強いらしい。

そういえば道路を作るため金を車を利用する人に負担させようというガソリン税は・・・
田中角栄が、議員立法で作った法律。
田中角栄は、ほかにも70を越える法律を作ったらしい。

本来、政治家は官僚が作った法案をチェックするだけが仕事ではない。
選挙というシステムを通して国民の声を反映させるには、政治家自身が法案を作ってくれないとね。

田中角栄が最初に作った法律が、建築士法。
それまで知識と経験だけによって家を建てていた大工は、国家試験を通らないと家を建てられなくなった。
そこに目がいくのは、まさに土建屋の発想。
しかも、第一回の建築士試験には・・・
田中角栄が自ら挑戦して、みごと一級建築士の資格をとったというのだから恐れ入る。

田中角栄に対する評価はいろいろあるが・・・少なくとも「有言実行」の人であったコトは間違いない。

最近、つくづく思うんだけど・・・
自分が思い立ったコトだけでいいから、キチンと実行できれば・・・相当な人になれるんじゃないかって。

そりゃあ、いろんなコトをすれば失敗も多くなるだろうけど・・・
せめて勝ち越し・・・5勝4敗くらいなら、失敗も目立たなくてすむ。

こと商売となれば、赤字を続けてたら絶対につぶれちゃう。
人間として生きる・・・これは宇宙から与えられた商売。

人生、死ぬまで時効は来ない。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊 ほか