Episode No.358(991019):闘志への投資 16万9,911分の1・・・これが理論上、宝くじで1,000万円が当たる確率だそうだ。 じゃあ1億が当たる確率は・・・というと、よくわからない。 この理論上というのは、日本宝くじ協会が、宝くじの発売枚数と当選金を定める時に使う数式によって導き出されたモノらしい。 日本宝くじ協会の発表だから、1億円の当たる確率はあまりに少なくて、公表すると購買意欲をそぐことになるので、積極的には言っていないのかもしれない。 まず当たるワケはない・・・と思いつつも、つい街頭で売場を見つけると手が出てしまうのは、買わなきゃ当たるはずはないと誰もが知ってるからだろう。 ・・・かく言う私もそのクチだ。 競輪、競馬や麻雀などのギャンブルは一切やらないが、宝クジだけはわりと買う。 やっぱり当たりの金額の大きさに夢をふくらませる。 これが当たったら借金返しても、まだ余るぞ・・・って感じで。 1回に買う金額は、ジャンボ宝くじでも、せいぜい3,000円ほどだが、累計すればかなりの額になっているに違いない。 それだけあれば、もっと違うコトができたと思わないコトもない。 もし今、予定しないお金が100万手元に入ったら何をしよう・・・と考えるのは確かに楽しい。 しかし、現実を生きるには手元にある1万なり10万なりについて考える方が、はるかに堅実だ。 夢は夢でいいけどね・・・実現できそうもない夢は単なるなぐさめだ。 最近、仕事をしていて思うのは・・・。 100万くらいまで貯めようと思ったら、毎日10円でも100円でも堅実に貯金していれば、やがては貯まる。 けれども、何千万単位で稼ごうと思ったら、やっぱり何百万を投資しないと稼ぐことはできない・・・というコト。 そりゃあ理論的には貯まるかもしれないけれど、貯める期間が長くなればなるほど、つかわなければならなくなる必然性も多くなる。 だから、かえってこの方が現実的ではない気がする。 何も何千万もいらない・・・と思う人はあるかもしれないが、やりたいコトが大きくなればなるほど、必要な資金が増えるのは当然。 むしろ、やりたいコトについてだけ真剣に考えたいのに、金程度のコトでつまづきたくはない。 2,000万分の1、あるいは3,000万分の1・・・という確率は何だと思う? 今この地球上には2,000万種とも3,000万種とも言われる生物がいるらしい。 つまり、これは人間として、この地球に生まれる確率だ。 宝くじに当たるどころじゃない、ほとんど奇跡と言っていい。 人間としてこの世に生を受けたコト自体、ものすごい幸運だと思わなければいけないと思う。 だから、もっともっと自分に投資して・・・頑張ろう、お互い!
参考資料:いろいろ・・・自分に言い聞かせながら
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