Episode No.307(990820)：趣味を求めて

Episode No.307(990820)：趣味を求めて

人に趣味を聞かれると・・・困るんだよね。

多すぎて答えられないのと、なさ過ぎて答えられないのの・・・両方なんだ。
すごく矛盾した言い方だけど、正直に言って、そんな感じ。

このホームページも趣味には違いないけれど、自分の中では「仕事に近い趣味」。
とくに最近では、パソコンに向かってやっているコトは、趣味の延長なんだか、仕事のための訓練なんだかサッパリわからなくなってきている。

自分の楽しませるのが趣味だとすれば、仕事の中にも楽しさはあるし、趣味の中にも苦しさはあるからね。
ことに、いわゆる凝り性だから、趣味が高じて仕事になってしまうことも多い。
それは考えようによっては最も幸せで、最も不幸なことでもある。

もう少し、人生の幅を広げるような趣味を実践するためには、ちょっとパソコンから離れるコトも考えないと・・・。

そこで思い立ったのが「墓参り」。
昨日「鼠小僧次郎吉の墓」の話を書いてて思い立った。

旅行するのも不得手だけど、歴史上の人物の墓参り・・・というコトなら「行ってみよう」という気にもなる。

これまでも、清水にある「次郎長一家」の墓や、珍しいところでは青森にある「キリストの墓」などには行ったコトがある。

「キリストの墓」の真偽は明らかではないが、付近にはそれらしい地名もたくさん残っていて、何より「キリストの墓」だというのに、まったく観光地化されていないところに妙なリアリティを感じた覚えがある。
土産に「キリストまんじゅう」でも買って行こうと思っていたが、そんな店など一軒もない。

小高い山の上に白い木製の十字架が立っている・・・それだけ。
ただ後でガイドブックを見て知ったけど、夏にはなぜか「キリストの墓」を囲んで盆踊りがあるらしい。

歴史の本で読んだ人が「ここに眠っている」と思うと、なんとなくゾクゾクしない?
国内では、小林一三や本田宗一郎の墓に、ぜひ行ってみたい。
海外ではチャップリンやディズニー、それからエジソンの墓だな・・・やっぱり。

これが実践できたら趣味は「墓参り」と言える、な。