松下幸之助の本を読んでいる途中に、
本田宗一郎の本が目に入り、
ついついそっちに引き込まれていたが…
読み終わって、
再び松下幸之助の本に戻る。
途中で本田宗一郎に惹かれたのは、
やっぱり本田宗一郎の破天荒さに、
あらためて魅力を感じ…
グイグイ引っ張られちゃったからだろう。
対して松下幸之助は非常にクール。
例えがあっているかどうかはわからないが…
長嶋茂雄と王貞治みたいな感じかも、ね。
実際には王さんも明るい方だとは聞くけど、
それにも増して長島さんが
天然の明るさで人を魅了していたので、
近くにいた王さんは暗く見えちゃった。
表現方法に個人差はあるけれど…
いずれの偉人たちも
他人を引っ張っていく力がずば抜けている。
その力とは何か…?
他人を動かすために
小手先の理屈を並べるだけでなく
…まず自分が動くこと。
つまり…自分を動かす力が強い。
自分を動かすために一番邪魔なのも
…実は自分。
休みたいと思っても、やることがあれば休まない。
面倒だと思っても必要があればやる。
ようするに…
自分を動かすことは、自分を殺すことでもある。
やりたいことをやるために、
やりたいことをやらない…というのは
言葉としては矛盾しているけれども、
大きなことを成した人はみな、
その目的のために小さな自分を捨てている。
小さな目的に目を奪われていると
…自分も小さくなってしまう。
どんなに偉い人だって…
1日は24時間しかないからなぁ。