ヒトラー直筆の漫画発見?=ノルウェーの博物館で−英紙
【ロンドン23日時事】
23日付の英紙デーリー・テレグラフは、ノルウェーの戦争博物館で、第2次大戦中にナチス・ドイツ総統ヒトラーが描いたとみられる複数の漫画が見つかったと報じた。(時事通信)
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ヒトラーは元々画家志望。
その夢が絶たれて世の中を呪い、カルト集団的なナチスを作り上げた・・・と言っても過言ではない。
ちなみに・・・
世界で一番作られた車種として有名な
フォルクス・ワーゲンのビートルも・・・
もともとのデザインは
ヒトラー自らが描いたといわれている。
車専門のデザイナーが描いていたら、
あんなフロントはあり得ないんだけど、
デザインに合わせてポルシェ博士が設計したので
独特のリアエンジンになった・・・というわけ。
絵を描く能力には・・・
モノを正確に見る目と、
見たモノを自分なりに解釈して
強調したい、あるいは何かを感じた部分を
デフォルメして表現する能力が必要。
結果・・・その思考性は
演出やプレゼンテーションのうまさにも通じてくる。
ヒトラーが、さながら役者のように
鏡の前で演説の練習をしている写真も有名だよね。
巨匠・黒澤明監督も、もともとは画家志望だったけど、
それでは食えないので映画会社に就職したという。
「影武者」の制作費が集まらない時、
せめて表現したかったものを絵に残そうと
油絵で映画の絵コンテを描くようになり、
それが格好のプレゼンテーションとなり
制作費が調達できたというエピソードもある。
文章で書くと・・・
例えば「可愛らしい少女」と書けば済むところを、
絵で描こうとすると・・・
その少女がどんな髪型をしていて、
どれくらいの背丈で、どんな服を着ているのかまで
描かなければならない。
ようするに具体的なイメージがないと描けない。
具体的に説明できないと
他人はなかなか納得してくれないから、
絵を描くつもりで考えたことでないと
・・・人には充分に伝わらない。
相手にわからせる以上に、
自分が本当にわかっているのかどうか
・・・絵を描いてみればわかる、ね。
しかし・・・
あのヒトラーが、
いったいどんな顔をしながら
ディズニー・キャラを描いていたのかが
・・・気になるな。