Episode No.2090(20050504):
ルパン三世 念力珍作戦
漫画を実写映画化した作品には
何故か興味が沸いてしまう。
あのキャラクターを
誰が演じるのか・・・すごく気になる。
中には大ハズレなものもあるけど、
うまくハマっていると
何だか漫画が本物になったみたいで
ワクワクしちゃうんだ。
『ルパン三世 念力珍作戦』(1974年東宝)は
その昔、劇場で観た。
で、最近DVDが出たので
懐かしさのあまり買ってしまった。
主演は松方弘樹の弟、目黒祐樹。
ルパン三世というと、
どうしても山田康夫の印象が強いが、
どっこい目黒祐樹のルパンも
実は相当似ていると思う。
ただし・・・
アニメのルパンではなく
原作のルパンに、ね。
ちなみに・・・
次元大介は、田中邦衛。
銭形警部は、伊東四朗が演じている。
これも、なかなかだ。
この実写版ルパンを企画したのは
何と、赤塚不二夫と中山千夏。
赤塚不二夫は『鳴呼! 花の応援団』を
イベントで応援したり・・・と、
面白い漫画はライバルでも
積極的に応援するという親分肌。
最近でこそ・・・
CGが発達して漫画の実写化は
ハリウッド並みに多くなってきたけれど、
主人公のキャラがマッチしていないと
興ざめしてしまう。
ちなみに・・・
石橋正次主演の『あしたのジョー』も、
竹中直人夫人の
木之内みどりが水原勇気を演じた
『野球狂の詩』も・・・
漫画のまんま過ぎで
映画としてどうか・・・
という感はあるが結構好きだ。
高倉健主演の『ゴルゴ13』
というのもあったけど・・・
キャラのイメージから言えば
私的には松方弘樹の方が
マッチしていたように思う。
ただ、これは・・・
原作のさいとう・たかを氏の指定らしいし、
さいとう・たかを氏自ら脚本も手がけているので
文句のつけようがない。
唐十郎が主演した『銭ゲバ』も
すごくハマっていると思うが・・・
残念ながら観ていない。
『ガッチャマン』は
ぜひ実写で観たいもの。
『ガッチャマン』たちは
スタイルがよければ
誰が演ってもいいけど・・・
宿敵・ベルクカッツェは
絶対、美輪明宏に演じてほしい。
あのビブラートのかかった声で
「くそう! ガッチャマンめ」と
言っているのが聞きたい。
明日は・・・『太陽にほえろ』
・・・ん? 映画じゃない??