B「ねぇ、パパ」
P「なんだ? バカボン」
B「本当に、あの人、来てくれるのかなあ?」
P「来ると言ってきたからにはゼッタイ来るのだ」
B「キンチョーするな〜、蚊取り線香でもたこうか? パパ」
P「それにしても遅いのだ」
G「俺なら、すでに来ている」
B「わー、いつ来てたんだろう?」
P「引田天功のようなヤツなのだ」
B「は、はじめまして。あの、握手してもらってもいいですか?」
G「利き腕を人に預けるほど、俺は自信家じゃない」
P「じゃあ利き足でけとばしてもいいのか?」
B「よしなよパパ! 撃たれちゃうよ」
P「わしは漫画の中で、もう何回も死んでいるのだ。怖いものはないのだ」
B「それにしてもカッコいいなー、憧れちゃうなあ」
P「わしらだってカッコいいぞ。バカボン。わしらは何故"バカボン"っていうか知ってるか?」
B「もともとはボクが主人公だったから、"バカ"な"ボンボン"で"バカボン"って言うんじゃないの?」
P「最初はそうだったかもしれないけど、知名度が上がるといろんな人が理由づけしてくれるのだ。小沢健二はVagabond(=放浪者)だから、カッコいいと言ってるぞ!」
B「さすがパパ! 生まれる時、母親のお腹の中に3年もいただけあって、モノ知りだな〜」
P「はっはっは! おそれいったか」
G「・・・そろそろ用件を聞こう」
P「じゃあ言うぞ! もう30年以上も活躍してるアンタはいったい何歳なのだ?」
B「初登場した時に40歳だったとしても、もう70歳以上になってるはずだよね。ボクらはギャグ漫画だから、そんなことどうでもいいけど・・・」
P「アンタの話はリアリティがあってメチャクチャおもしろいけど、この点だけがリアルじゃないのだ」
G「・・・この話は、なかったことにしてもらおう」
B「アレ? 珍しく背中を見せてるよ、パパ」
G「ただ、ひとつ・・・俺の原作者のさいとうたかをは"超人バロム1"の原作者でもある・・・とだけ言っておこう」
B「バロ〜ム、クロ〜ス!!」
P「これで、いいのだ」
■バカボン(着物が似合う小学生)1967-
■バカボンのパパ(アニメでは植木屋)1967-
■ゴルゴ13(デューク東郷と名のることもある世界的スナイパー)1968-