Episode No.1430(20030325)
正直な話

毎日ホームページを更新したり・・・
最近では、毎日のように泳いだり・・・
自分でやると決めたことを
確実にやり通しているところばかり見せていると
すごくホメられたりもするけど
本当はかなり気恥ずかしい。

日曜の深夜だというのに会社に出て
淡々と仕事をしているのは
私がサラリーマンではないからで
自分でやらないことには
すぐに自分の首が絞まるからだ。

あたかも、何でもこなしているように見せるのは
いわば年の功というやつで・・・
そういう印象を持たれた方がいい場合には
そうしているだけのこと。

本当は倒れない程度にキチンと休んでるし、
人が驚くほどのことをするのは楽しいし、ね。

確かに人生というやつは・・・
結局、どこまで自分との約束を守ることができるかで
面白くも、つまらなくもなると思う。

しかし、こういう境地に至ったのは
極めて最近の話で・・・
それまでは、人並み以上に
フラフラしていたような気がする。

自分のことを
何も人に説明できることがないくらいに、ね。

40年かかって、ようやくたどり着いた境地。
・・・といえば、また聞こえはいいが
つまり、もう逃げ場がなくなって
覚悟を決めただけの話。

やりだしたら、
たかが24時間の中で、できることは意外と多い。

それは、今までやらな過ぎただけで
もっと早く気づいていれば・・・
なんて思わないこともないけれど
さんざんバカをやらないと
なかなか気がつかないものかもしれないね。

無駄づかいし過ぎて、がなくならないと、
金のありがたみがわからないように・・・
自分が先輩や親になってみないと
先輩や親の真意が理解しにくいように・・・

「君の値打ちを楽しもうと思ったら、
 君は世の中に価値を与えなければならない」
・・・ゲーテ


参考資料:「ゲーテ格言集」高橋健二=訳 新潮文庫=刊