Episode No.1220(20020723)：あえて・・・言ってみる 「他人があなたについてどう考え、 　感じているかがわかっていても、 　また、フィードバックが不愉快なものだと思っても 　とにかく確認しよう。 　最も価値あるフィードバックは、 　自分が知っているはずのことを聞いたのに、 　答えがまったく違っていて驚かされる時に得られる」 先日、久々に行った本屋で・・・ 『夢をかなえる一番よい方法』という タイトルに惹かれて買った本に、そんな一説があった。 著者の名は、リチャード・プロディ。 現在はエッセイのほか、 ミュージカルまで書くという才人だが・・・ 元はマイクロソフトのプログラマー。 世界で一番売れているワープロ・ソフト Wordの開発者でもある。 つまり、この本は・・・ 本人が成功した軌跡をなぞったものとも言える。 あえて・・・言わない。 そんな言い方をする人がいる。 ほとんど口癖のように、そんな風に言う人が。 よほどの人生経験を積んだ 思慮深い人の言葉ならともかく・・・ たいていの場合、とくに若い人がそれを口にする時には あえて・・・言わない、のではなく 本当は・・・言えない、 あるいは言わずに楽にいようとしてる場合が多いんじゃないか?! 自分を正当化するために思慮深さを装う。 そうやって恥をかくことを恐れたり、 労を惜しんで格好つけてるうちに・・・ ほんの少しの勇気と冒険心を持ってやれば 簡単にできたことを・・・結局できなくしてしまう。 格好つけたいのも若い人の特性ではあるけれど その程度のところで格好をつけてると・・・ 本当に格好良くはなれないよなぁ。 夢には少しずつ近づいていくもので・・・ どんなにポーズをつけて頑張っているつもりでも いきなり、かなうわけはない。 価値あるフィードバックを限りなく受け 自分の殻を破って成長していった人にだけ かなえられるモンだと思うよ。