Episode No.888(20010630):不思議、大好き

ああ・・・今年もついに半年終わりっ。

うちは8月決算なので、残り2ヶ月が・・・まさに最後の決戦!
世間は夏休みの予定に胸を躍らせているというのに・・・今年もキビしいなぁ。

とりあえず金を借りてる先に、隕石か何か降ってきて
借金のデータだけ飛んじゃってくれないかなぁ。

ところで、今からちょうど95年前の1906年6月30日、
シベリアの森林地帯に大異変が起こった。

目撃者の証言によると・・・
強烈な光を放つ謎の物体が大爆発。
その轟音は、80km以上離れた地点でも確認できるほどだったという。

事実、問題の場所には巨大な火柱が立ち・・・
半径25kmにわたって樹木がなぎ倒されていた。

巨大隕石の落下と考えるのが普通だが・・・
爆発の中心にはクレーターのような隕石孔もないどころか
隕石の破片すら何ひとつ発見されなかった。

で、その正体は・・・いまだに謎のまま。

こういう話、結構好きなんだよね。
幽霊の話は何だけど・・・UFOとか、謎の巨大生物とか・・・
あるいは、いまだ解き明かされない古代文明の謎とか、ね。

ネッシーや妖精の写真が、ガセだったっていうのを聞いた時には
ちょっとガッカリしちゃったなぁ。

真相がわからないから、アレやコレや想像をめぐらせる。
それが楽しい。

「不思議、大好き」っていう広告のコピーを糸井重里が書いたのは・・・
もう20年くらい前の話じゃなかったっけ?

わかっちゃったコトって・・・つまらないよね。
結婚するまでは「結婚ってどんなんだろう」なんて心トキめかせたりするけど
慣れてしまうと、どってコトないし。
最も、またそこには新しい謎が待ってるんだけど・・・。

どうなるかわからない。
その期待と不安があるから、毎日生きていても飽きないんだな、やっぱり。

そう思って・・・決算までの2ヶ月を乗り切ろう。
別に仕事がそこで終わるわけじゃないんだけど・・・
税務署に強引にケジメつけさせられちゃう。

最も、そういうのもないと・・・怠けちゃうかも知れないけど、ね。


参考資料:「歴史の意外なネタ366日」中江克己=著 PHP文庫=刊