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Episode No.797(20010316):法則の法則

3月16日・・・今日は「オームの法則」で知らせるオームの誕生日だ。

ドイツの貧しい錠前屋の息子としてオームが生まれたのは175年前の1826年。
大学教授になることを夢見たオームは、65歳で念願のミュンヘン大学の教授になったが・・・
わずか2年後に死去して不運の大科学者とも言われている。

さて、科学の法則にいろいろあることは知ってはいるが・・・
私は人に説明できるほど詳しくないので、そういう話は置いといて・・・

結局、いかなる法則も「最初から自然界にあったもの」に人間が気づいただけの話。

世間に認められるほど、たくさんの事例を研究したわけではなけれど・・・
私も周囲の人たちを見ていて、人間にもいくつかの「法則」があるのに気づいた。

そのうちの、ひとつが「名前」による法則。

具体的な例をあげると語弊があるので出さないけれど・・・
同じ名前を持ってる人って・・・どこか似たところがあると思わない?

漢字は違うけど読みは同じ、ということで充分に共通点を見いだせる。
言い方は悪いけど・・・ちょっとヌケてる人とか
あるには他人に依存してしまいがちな人とか・・・ね。

生まれた時から「同じ音」で繰り返し呼ばれているうちに・・・
何か脳の決まった部分が刺激さるというようなことが、あるのかも知れない。

だから、私は子供の名前を決める時に、まず「音」で決めたんだけど・・・
意味なんて、ずっと後にわかることだしね。

それから「兄弟」の法則。
何番目に生まれると、こういう傾向になりやすい・・・という、これはあるよね。

最近は兄弟が少ない人が多いから、ひとり一人に親の扱いの影響も出やすいと思う。
ことに私のまわりを見渡す限り、やっぱりなぁ・・・と思わせるのは「長男だけど末っ子」パターン。
つまり上へお姉ちゃんのいる、ひとり息子の傾向。

どこか女性的で・・・いざという時、男らしさが発揮できない奴が多いような気がする。
私のまわりにいる連中だけかも知れないけれど・・・。
何か「長男」より「末っ子」の方に傾いてると言うか・・・その方が楽なんだろうね。
でも「長男」が楽ばっかりしてると・・・一家が傾いちゃう。

たとえ家庭であろうが、号令をかけるリーダーは絶対に必要だ。
別に、すべてリーダーに従え、と言うんじゃないけれど・・・
具体的な案を出せる人間がいないと、集団はまとまりがつかなくなる。

何でもかんでも「法則」に当てはめて考えるのは間違いかも知れないけれど・・・
ある意味で、そういう部分の知恵も働かせないと、学習の意味はないよね。

確かに世の中は例外だらけで・・・同じ人間なんて2人といないことはわかる。
ただ「例外」は「目立つ」だけの話で・・・
やっぱり「例外」じゃない「その他大勢」によって動いているというのも事実。
だから「法則」さえ知っていれば、よけいなことに悩まずに済む・・・ということもある。

少なくとも、自分の「傾向」は素直に認めて、苦手なものをハッキリさせないと・・・
どう頑張っていいのか、わからなくなっちゃうよ、ね。


参考資料:「今日は何の日」PHP研究所=刊