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Episode No.747(20010117):チャンスのつかまえ方

最近「個室」で『シナリオライターになる10の方法』という本を拾い読みしてる。

物語を書く職業に魅力を感じているんで、この手の本にはすぐ手が伸びてしまう。
この本には10名の女流シナリオライターのインタビューが載っている。

とは言え、この本に登場する方々の作品自体は・・・実を言うと見たコトがない。
名前すら知るのがはじめての方ばかり・・・ってのは、ちょっと勉強不足だな。

決して作品がマイナーだというワケじゃなくて・・・
私が単に連続モノのドラマを滅多に見ないからなんだけどね。

ただ・・・
プロの人たちがどういう考えをもって、その職業に就いているのかというコトに興味津々。
もちろん「どうやってなったか」という具体例にも興味はあったけど。

今まで読んだうちでは、梅田みかさんの言ってるコトに「ピクリ」と来るモノがあった。

チャンスがないとか、出会いがないとかってことは絶対にないんです。
 あるとしたら、それはチャンスや出会いを受け止められるだけの・・・
 ウォームアップが自分にできていないだけなんです」

ご自身もおっしゃるように・・・
このコトは何もシナリオライターになるコトだけじゃなく・・・恋愛でも何でもそう。

天井から吊されたバナナに手が届かないのは・・・
身長が足りなかったり、踏み台を持ってくるという準備が足りないだけなんだよね。

自分が全然成長していないのにバナナの方が下がってきたとしたら・・・
そりゃ、自分だけじゃなく誰にでも取れる。
まぁ、たいていの場合は、わきから誰かがピョンと飛んで取ってっちゃうだろうけど。

自分の周囲に、しゃがんだ人間ばっかりいると・・・ついつい安心しちゃうモノ。
でも隣ばかり見ていても、自分のつかみたいモノには手が届かないよね。

隣にスゴイ奴でもいると・・・刺激されるかも知れないけれど
自分がスゴイ奴になる方が、ずっといいに決まってる。

この本の中には、ホームページのBBSを通じて二言、三言話しをさせてもらった方も登場してた。
今は、こういう時代だからね・・・
梅田みかさんと直接話せる機会もあるかも知れないなぁ。

その時までには・・・代表作くらいは見ておかないと。
チャンスをのがすコトになりかねない?!


参考資料:「シナリオライターになる10の方法」小松克彦+松本八重子=編 洋泉社=刊