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Episode No.668(20001017):スタートはマイナスから

季節の変わり目・・・急に暑くなったり寒くなったりして風邪ひいてない?
私は子供たちの運動会のおかげで、イヤというほど運動不足を認識させられて、まだ体のあちこちが痛い。

さて、話はいきなり幕末から明治の始め頃・・・110数年ほど飛ぶ。

この頃、日本の中でも急激に人口の増えた地域がある。
それは・・・国内最初の本格的な貿易港を抱える「横浜」。

おかげで横浜には海外の珍しいモノがどんどん入って来るようになり・・・
それを求めて全国から人も集まるようになった。

国内初の本格的な水道設備が誕生したのも、この横浜。
明治2年=1886年の今日、10月17日のコトだった。

しかし、入ってくるのは・・・イイものばかりではない。
現在のようにキチンとして検疫なんか行われていなかったから・・・伝染病も数多く入ってきてしまった。
中でもコレラの流行は深刻で・・・。
明治16年に入って、水道設備も抜本的に見直しされるコトになった。

横浜といえば・・・現在はランドマークタワーが建つ「みなとみらい21」が人気のスポットだけど。
この「みなとみらい21」と、東京の人気スポット「お台場」・・・
そして「恵比寿ガーデンプレイス」周辺地域に共通してるコトって何だか知ってる?

みんな新しい地域だってコトはもちろんなんだけど・・・清掃車が走ってないでしょ?
理由は地下にゴミ専用の管が通っていて、自動的に最寄りの処理場に運ばれるシステムになっているから。
ゴミだけじゃなくて・・・電気や電話の線も地下にあるから、電柱もない。

実に近代的な設備・・・と言えるけど、すでに建物が建ってるところには無理だよねぇ。
しかも近くにゴミ処理施設もなきゃシステムとしては稼働できない。

これに似たシステムを昔から実践していたところがある・・・ディズニーランドだ。
もちろん、東京のもそうだけど・・・

各建物への品物を搬出搬入する車なんて、ディズニーランドの中で見たコトないでしょ?
みんな地下に張り巡らされたトンネルを通ってるワケ。
そこには数匹のミッキーマウスも行き交ったりしてるコトだろう。

ディズニー関係の専門書で、そのトンネル内部を公開した写真が1枚だけあって・・・
見ると、結構大きなトンネルだ。

何もないところから新しいモノを作り上げていくのは大変なコト。
でも、すでに何かあるモノを直したり、壊したりしながら新しいモノを作るというのも
・・・気が遠くなる作業。
たいていの仕事って・・・後者なんだけど、ね。


ゼロに戻して・・・さぁ再出発!!


参考資料:「歴史の意外なネタ366日」中江克己=著 ほか