20001015

でじたけ流 教育論第20回 リバリやじ道!!


体育より、図工や国語が得意だった私にとって・・・運動会は、ちょっとつらい。

別に体育だって決して苦手というほどではなかった。
うちの子供たちに比べれば、かけっこだって速かったし・・・

最も昔からズル賢かった私は・・・
同じくらいのタイムで走る子供を組み合わせるためにやってた予選の時にはワザと遅く走って・・・
本番で「本気」を出していたから、必ず一等賞をとった。

騎馬戦では、基本的に闘わずに逃げまくって必ず生き残る。
絶対に勝てる相手としか勝負しない。
最後に残っている数で勝敗がつくワケだから・・・それが得策だと思っていた。

そんな私を見たオヤジに・・・「そういう勝ち方はよくない」と、よく言われたモンだけど。
オトナになって商売をはじめるてみると・・・やっぱり正解だったと思う。
オヤジの商売の仕方を見ても、たいして変わらないし・・・。

高校時代の走り高跳びでは・・・
あんまり高く飛べないかわりにリンボーダンスで勘弁したもらったコトがあった。
考えてみると、あの体育の先生は実にシャレがわかる人だったな。

まぁ、こういうシャレのわかる人は希で・・・
嬉しくも悲しくも・・・結果がすべて、というのが世の常。

頑張ったコト自体が評価されるのは学生時代までの話。
仕事となると結果がダメならプロセス=言い訳なんて誰も聞いてくれやしない。

いや、家族や同僚くらいは聞いてくれるかな。
しかし、そこで愚痴を言い合ったところで・・・ストレスは解消されても進歩はない。

先週の日曜日は、幼稚園の年少に行ってる娘の運動会。
そして昨日は、雨で順延されたあげく、平日になってしまった小1の息子の運動会の穴埋めで・・・
1年生だけのレクリエーション大会というモンに参加してきた。

レクリエーション大会の会場は天候を考慮してか・・・体育館。
皮肉にも昨日は上天気だったけれど。

娘の運動会では・・・
グランドの真ん中に置いた古タイヤを奪い合う父母競技に参加させられた。
力ずくの勝負には、ちょっと自信があって・・・相手のお母さん2人くらい引きずりながら勝ったけど。
いきなり運動したモンだから左腕を痛めた。

息子のレクリエーション大会じゃあ、そんな競技はないだろうと思っていたら・・・
古タイヤが体育館のマットにかわっただけの競技があった。
マットの端に出てる取ってみたいなところを思いっきり引っ張ったら・・・破いちゃったよ。
2回目の勝負では引っ張るのをやめて、反対側にまわって押した。
そして、今度は・・・腰が痛くなった。

こりゃ、どう考えても・・・ただの運動不足。

子供にいいトコ見せようと・・・お父さんたちは、みんな必死だ。
普段は会社でも見せたコトのない真剣さで競技に挑んでるんじゃないかな。

学校や幼稚園の運動会は・・・子供たちの成長を確認する機会なんて言うけど
本当は親が親らしさを半ば強制的に発揮させられる場所・・・なのかも知れない。

父兄参観や運動会、あるいは学芸会などに親が見に来てくれるというのは・・・
子供にとって何となく気恥ずかしい、でも嬉しいモノだ。

でも、考えてみると・・・親にとって学校生活は、すでに通ってきた道。
そりゃ、昔と今とではやってる内容は少し違うかも知れないけれど・・・。
私も、まさか小学校の準備体操でパラパラやってるとは思わなかったし。

20回記念自画像本当は子供が親の仕事場を見学する方が・・・
子供にとっても勉強になるし、親にとっても張り合いがでるんじゃないかな。

自営業でもない限り、子供が親の仕事姿を目にするトコはないだろう。
仕事によっては難しいかも知れないけれど・・・
育児休暇なんてモノがあるくらいだったら、子供が親の仕事に1日ついてまわる日があってもいいと思う。

職業の内容的な問題はともかく・・・
いつ子供にのぞかれても胸をはっていられるような・・・バリバリ結果が出せるオヤジでいたい、ね。


でじたけ流 教育論

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