Episode No.665(20001013):ホッタ・イモ・イジルナ?
今、何時ですか?
ジョン万次郎風にいえば「ホッタ・イモ・イジルナ?」
ロンドン郊外にあるクリニッジ天文台を通る子午線が経度0°と定められ・・・
ここの時刻が世界標準時になったのが、今から116年前の1884年10月13日。
いわゆる「グニジッジの世界標準時」というヤツね。
ところで私には腕時計をするという習慣がない。
昔はしてたんだけど・・・ひと度しなくなったら何だか、うっとおしくなってできなくなった。
そこで一時期、懐中時計を持ち歩いてみたんだけど・・・
これも面倒になって、ほっといたら電池が切れて、そのままだ。
だけど、日常生活において・・・時計を持ち歩いてなくて困るコトなど滅多にない。
携帯電話に時計がついている、というコトもあるし・・・
仮に携帯電話を持ち歩いていない時でも、時計はいたるところで目に入る。
駅で時刻表を見る時には・・・駅の時計を見た方が、より確実だし・・・
店には必ず時計が、かかっているし・・・車にだって付いているから嫌でも目につく。
よほど何もない野原や山奥にでも行かない限り・・・
本当は時計なんか持ち歩く意味はないんじゃないか、と思う。
最も腕時計には、ファッション性という意味もあるたろうけれど・・・
私はジョン万次郎と違ってファッションには、まったく無頓着な方だし。
持たないのも「習慣」なら、持つのもやっぱり「習慣」なのかな?!
「習慣」でやっているコトの中には・・・あらためて考えてみると
「なぜ、こんなコトをしている意味があるんだ?」と思えるコトが多々ある。
前にも話したコトがあるけど・・・例えば、ひとりで家にいる時。
ほかに誰もいないコトがわかっているから、トイレに入って鍵をかけるなんて・・・無駄な行為だ。
そうしないと落ち着かない・・・とか。
いちいち考えるより、習慣通りにやっている方が楽だ・・・というのも、わかる。
今の生活が自分にとって最適だと思えるなら・・・それでいいかも知れない。
だけど、今の生活に少しでも不満があったり・・・
あるいは、今はやっていないコト、何か新しいコトをしようと思ったら・・・
できるだけ無駄を省いて時間をつくらなければ絶対にできない。
無駄を見つけだすために・・・習慣を見直すコトは必要不可欠だ。
今のままでいようが・・・新しいコトをはじめようが・・・
一日は24時間って決まっているから、ね。
新しい挑戦ができる人・・・って、時間をつくる能力がある人、じゃない?
「仕事は忙しい人に頼め」というのは・・・そういうコトでしょ。