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Episode No.635(20000908):稼ぎ方より、つかい方

ニューアムステルダム・・・って、何処だか知ってる?

アムステルダムは、ご存知のようにオランダ・・・で「ニュー」が付く地名が、かつてアメリカにあった。
答えは、現・ニューヨーク。

1626年、オランダのピーター・ミニットという人物がインディアンからマンハッタン島を購入。
ニューアムステルダムと名付けた。

それから38年後・・・
イギリスが奪取し、ニューヨークと改称したのが1664年9月8日。
つまり、今日がニューヨークの336回目の誕生日になる。

ちなみに自由の女神が建ったのは、アメリカ独立100周年の1886年。
建造された当時は、46mの自由の女神がニューヨークで一番高い建物だった。

お台場にも「日本におけるフランス年 1998-1999」の時に10数mの自由の女神が来たけど・・・
もう帰っちゃったみたいだね。

さて、現在のニューヨークは映画で見る通りの摩天楼。
中でもクリスマス・シーズンになると必ずテレビに登場するのがロックフェラー・センターだ。

その名の通り、ロックフェラーが所有する巨大ビルなんだけど・・・
バブルの頃には一時、日本の企業に所有権が移って話題になった。

ついにアメリカのシンボルをも日本人が買った・・・と大騒ぎになったんだけど・・・
一説によると、その頃、ロックフェラーは不動産なんか、もうどうでもよくて・・・
さまざまなベンチャー企業に金を出していたとか。

おかげで今、アメリカで・・・というか世界で注目されている急成長企業のほとんどは
ここ10年前後に設立された若い企業ばかりだ。

役員になって専用の個室がほしいだとか・・・
運転手付きの送迎車に乗って通勤したいとか・・・
そういうモノをステイタスと感じている人が、まだまだ日本に多いのは・・・
やっぱり日本が敗戦国だからなのかなぁ。

私もモノを集めるのは好きだけどね・・・。
モノ以上に知識や経験を増やすためには、ずい分と金をつかっている。

「40歳までは自分に投資すべき。貯金なんかするのは、そのあとでいい」

と、言い放ったのはヘンリー・フォード
私が、いつもカミさんへの言い訳として引用している言葉だ。

あと、少しの間だけ・・・使える、な。


参考資料:「歴史の意外なネタ366日」中江克己=著 PHP文庫=刊 ほか