歴史は本当に苦手分野だった。
そもそも暗記が苦手だし。

ただ、歴史上の人物に
強く興味を持つことはあった。

これまで調べたことのある人物は…
ゲーテ、チャップリン、ディズニー、
日本人では…
阪急の創始者、小林一三、
本田宗一郎といった実業家。
そして、清水次郎長こと山本長五郎。

若い頃は、
たいてい何をしてもうまくいかなくて、
憧れの偉人たちが、
自分と同じ年の頃、何をしていたのかを調べて、
さほど大したことをしていないのを見て、
少し安心したり…ね。

いわゆる歴史については、
興味を持った人の行動を理解するために、
その人が生きた時代も知る必要があるから、
多少調べた程度だった。

50代も半ばに近づいたここにきて、
ようやくそうして断片的に調べてきたことが、
つながりはじめた。

そして、運命の人との出会いがあった。

もちろん本当に会ったわけではない。
昔の人だからね。

その人のことが、
すごくわかるように思うのは、
これまで勉強してきたことの蓄積だけでなく、
おそらく、
その人が自分と
すごく似ている感じがするからだろう。

先人には、いささか失礼な話ではあるけれども、
自分と同じような性格で
激動の時代を生き抜いた人を見つけられたことは、
まずもって自分の勇気につながる。

だから、人生日々更新。