でじたけの「人生日々更新」愛と仕事を考える(6) 魂の鍛え方

Episode No.4666(20130803)[信条]Creed

愛と仕事を考える(6)
魂の鍛え方
One week to think about love and work.

愛と仕事を並列で考えた理由は、
愛と仕事にいくつもの共通点が見い出せるからだ。

愛も仕事も
他人のために尽くすことで成り立つ
…そのことを、まず肝に銘じなければならない。

そして、
そうした生きるために大切な糧は、
継続する力を持ってはじめて成り立つ。

イギリスの劇作家、モームの言葉に…

「毎日、自己の苦手なことを
 2つずつ行うのは、魂のためによいことだ」

…というのがある。

愛すれば愛するほど、
心配も不安も増大する愛という試練も…。

他人の役に立とうとすればするほど
キリがない仕事も…。

本来怠け者である個人にとっては
モームの言う苦手に違いない。

誰にも気を遣わず、
独りでいるのは…それは楽だ。

だが、楽は人を堕落させる。
堕落は人を役立たずにし、
役立たずとなった人の魂は…腐る。

母親となった女性がよく…

「自分一人のためなら、
 いちいち栄養を考えた料理など作らない」

…と言うのは、まさに愛と仕事の実践。

結局…、
どんなに辛い時も、
魂を救うのは愛と仕事である。

辛いものに救われる、というのは
何とも矛盾した話のようであるが、
そこで思い出すのが三島由紀夫の言葉…

「人は自分一人のために
 生きられるほど強くはないんです」

こだわるだけの自分があるか…?
それは、
こだわりではなく、甘えではないか…?

本当に認められる自分は、
誰かの役に立っている自分だよ。

だから…人生、日々更新

このシリーズ 了】

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01愛の膿

02愛は鞭

03成長の糧

04恋は趣味

05愛という仕事

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