豊かさを考える(5)
豊かさは空間である
One week to think about the richness.
どんなに貧しくても…夢や希望がある。
むしろ、
夢や希望は、満たされないからこそあるもの。
…だとすれば、
豊かになって夢や希望がいらなくなることが
我々の望みなのだろうか…?
金がなければ辛いのはわかるだけど、
金があり過ぎれば、今度は税金に悩む。
万事OKなどという状況はなく、
あるのは、
どの状態なら我慢できるか、だ。
選択基準が、
その人の生き方を決める。
豊かさはカタチではなく、
金でも、楽でもない…
自分で苦労を選ぶことができることが
…豊かじゃないか?
それは、きっと
自分が好きになった人と結婚するのと同じだよ。
どんな相手だって、
機嫌が悪い時があるだろう?
いつでも100%文句なし
…なんてのは、あり得ないことだ。
人付き合いがうまい人…ってのは、
そこらへんを心得ている。
この人は、こういう人だ、とか…
自分はこうだ…なんて決めつけない。
その時、その時で、相手を、
そして自分をよく見る。
そして…間合いを計ることができる。
いつでも同じ位置からしか、
相手を見ていなければ…
その人の一面しかわからず、
人そのものは理解できない。
物理的に距離をとるスペース。
心理的に距離をとる余裕。
そういう“豊かさ”がないと…
いつも人とぶつかってばかり。
空間に乏しい都会が生きにくいのは、
本当の“豊かさ”がないため…だろう。
【続きは、こちら】
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01豊かさが命を軽くする
02豊かさは現実に押しつぶされる
03豊かさは親らしい親を育てない
04豊かさは思い込み
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