生き抜こうとするのに
理由などいらない。
強いものこそ美しい。
The reason why life is beautiful.
あのピラミッド建設も、
公共事業だったというし…。
鬼平犯科帳の長谷川平蔵宣以(のぶため)が
江戸の平和を守るために行ったのも
公共事業だった。
食うための仕事がなくなると、
泥棒やら、強盗やら、
悪いことをする連中が増えてしまう。
公共事業のさしあたっての目的は
後世に残るモノを作り出すことではなく、
今メシを食わなければならない連中の
仕事を作り出すことにある。
故に…
どうして世界一じゃないといけないんですか?
2番じゃダメなんですか?
…などという質問は、まったくの愚問。
今となっては、とうに笑い話だが。
ハードルを下げてしまった瞬間、
これまで天辺に向かって頑張っていた連中でも
努力しなくなり、
仕事は消化するだけのものになってしまう。
…それこそ
恐ろしい状況を作り出してしまいかねないな。
特定の政党や政治家を揶揄するつもりはない。
結果は世論が出している。
最初はもの珍しさに誘われたけれど
…あの人気ぶりは、まるで一発屋の芸人みたいだった。
そもそも、
合理性だけを追求していればいいのなら、
地球にとって人類など必要ないだろう。
ここまで景気が悪くなってしまうと、
理想論より仕事が欲しいのは
腹がへる人間なら当たり前の話だ。
問題は、
誰の仕事から先に作るか…その優先順位。
明日にも飢えそうな人たちが
優先されて、しかるべきなのに…。
世間からみれば
充分に贅沢な暮らしをしている役人の
老後の暮らしを守るようなことから
真っ先に手をつけているから非難される。
政治家による議員立法は
特定の業界団体のための
人気とりである場合が多いが、
しょせん決められるのはアウトラインだけだろう。
巧妙な解釈で、
まずは諸先輩…やがては自分へ続く仕事を
作り続ける官僚、そして役人たちの、
名より実をとる商魂には恐れいる。
そういう輩は、たいてい
名=名誉欲を出した瞬間、地位を失うハメになるよな。
さて…
我々一般労働者は、いかに立ち向かうべきか?
いや、たいていウマくやっている奴らは
…立ち向かおうなどとはしていない。
長いモノには巻かれていくのが
庶民の哀しさであり、逞しさでもある。
とにかく生きようとする姿は、
たとえクソまみれでも…美しい。
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