Episode No.1174(20020530):うまくやる、大切さ
正しいだけでは通らない。
・・・という言葉の意味が実感できるようになったのには
いくつかの実体験がある。
仕事の企画が次第に大きくなってきた時、
いい企画だけど、今はできないと言われたことがあった。
予算的な問題ならわかるが
どうもそうではないらしい。
今考えてみると・・・
その企画は会社や営業マンにとっては必要なものだが
保身的な中間管理職の立場を危うくするものだった。
だから・・・
決定権のある中間管理職に通るわけがない。
ちなみにその企画は・・・
ある中間管理職が抜けた後、カタチを変えて実現している。
もっともわかりやすい経験は・・・
信号が青に変わって走り出したとたん、
信号無視してきた車に突っ込まれたことだ。
正しければ勝てるレベルは・・・
つまり教習所内のレベルということで
公道を走って目的地に行こうとする時には、もう通用しない。
正しいだけでは通らない、勝てない・・・ということは
間違っていても通る、勝てる・・・という意味ではない。
無論、間違っていてもまかり通っているものがないとは言わないが
それでは結局、長続きはしない。
ただ・・・
正しいだけでは門前払いを食らうのも現実であることを
知っておく必要はある。
そこが、できる人とできない人の分かれ目にもなる。
自分が工夫できないでいるのを
まるで不器用自慢でもするように美化しても、
やりたいことは進まない。
伝え方を間違えれば・・・
いくら正しい内容であっても相手には伝わらない。
メールを滅多に確認しないとわかっている相手に
いくらメールを書いても無駄なこと。
たとえ相手が間違っていても
こちらの言いたいことを伝えられなくては無駄骨だ。
伝えることが真の目的であるならば、ね。
そこまで、いろいろ考えて・・・
うまくやる必要のないものは・・・所詮、趣味だよ。