バラエティ番組「秘密のケンミンSHOW」を見ると、
確かにそうだな…と思う場面がいろいろあるよね。

しかし、同じ地域に住んでるだけで、
同じ志向になるはずない…とも同時に思う。

同じ家に住んでたって趣味は違うのに、さ。

ただ、いざという時のモノの考え方や、
対応の仕方には、やはり…
同じ気候で同じようなものを食している者同士
特有の何かがあるように感じてならない。

例えば私が知る限り…
伊豆下田の女性は、
中学生から年配のおばちゃんまで
一様に“凛”としている。

自分の言いたいことがハッキリしていて、
相手が誰であろうと動じない。
まさに“凛”という言葉が似合うイメージなのだ。

半島の先端に近い、
ともすれば陸の孤島になりかねない町。
自然の猛威だけでなく、
時代の猛威にさらされて来た町を生き抜くには、
可愛いだけの女ではとてもいられない。

まさに唐人お吉のDNAを受け継いだような女性が
下田の町には大勢いる。

だから、彼女たちは
決して田舎者に見えないんだな。

はたして自分は今、自分が住んでいる場所について、
いったいどれくらいのことを知っているだろう？

誰にでも故郷はあるだろうけれど…、
祖先がつちかったものをどれだけ知っているか、は
新しい情報をどれだけけ知っているかより尊いし、
どんなトップランナーにだって真似できやしない。

だから…人生、日々更新。