でじたけ流 教育論637「好みのDNA」
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20121021

でじたけ流 教育論637

でじたけ流教育論 digitake.com


ひとり暮らしをしている大学生の長男の元へ
カミさんが泊まりに行った。

小さな台所で料理を作っていると、
昔…独り暮らしの私の所へ
遊びに行ったことを思い出した、らしい。

カミさんと私が付き合いだしたのは、
カミさんが今の長男と同じくらいの年だった。

確実に時代は、ひとまわりした。

ただ、あの時と大きく異なるのは、
独り暮らしの長男の部屋で料理を作っているのが、
ガールフレンドではなく母親だ…という点だ。

はたして、どちらが健全なのかはさておき、
今現在、長男には彼女はいないらしい。

この夏、長男と二人で伊豆下田を歩いて、
可愛らしい娘さんのいる居酒屋に入った。

私はもう何度目かだったので、
親子三代で切り盛りするこの店のことは知っていた。

さて、娘さんを目にした長男は、
少し驚いた表情で目を伏せた。

後で聞いてみると、その娘さんが、
かつて長男が付き合ってた娘と瓜二つだったって。

そうそう、そういや
ウチに遊びに来た時、見たことあるよ。
…うん、確かにあんな顔だった。

で、長男の見解…。
私があの居酒屋の娘が気になったのも、
たぶん親子で趣味が似ているからだ…と。

その話を聞いてさらに思い出したのは私の父親の話。

カミさんと結婚するはるか以前のこと。
当時、ウチにはかなりの友達が出入りしていたのだが、
たまたま、みんなでワイワイやってるところへ、
私の父親も同席する機会があった。

そこで、私の友人たちを見渡した父親が
何となく気にしたのが…カミさんだった。

こういう、いわゆる好みのタイプって奴は、
何が影響して、そうなるんだろうね、いったい。

時代は、ひとまわりどころではない
…すでに2まわりも3まわりもしている。

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